凍てついた車窓から

深夜の1時すぎなんですが、さあ家に帰ろうとCafe Harvest前のコインパーキングへ行ったわけですよ。
普段は原付で通勤なんですが今日は車だったんです。

お金入れてからさあ出発しようと車に乗り込んだら、

窓に付着した水滴が完全に凍りついて、全然視界が見えないわけです。
車を降りて窓を拭くんですが、拭いてとれるもんじゃありません。だって凍りついているわけですから。

それじゃあウォッシャー液かまして、ワイパーでとろうと思ったら液が出ないんですよ。
つまりウォッシャー液の出口も凍結しちゃってるんです。

じゃあ車内のエアコンを結露モードにして解凍させようとかやっているウチに、フト気づいたんです。
「このままズルズルここで時間かけていたら、またパーキングのストッパーがむくむくあがってしまうんじゃないか」と

これは一種の恐怖ですね。
ご存知の人にはわかると思いますが、Cafe Harvest前の駐車場って、いきなり道路に面しているんですから。
つまり視界が見えない状態で、いきなり前の道路に出なきゃいけない。
こういう時に「お金を払ってから何分ぐらいで再びバーが上がるか」という知識を持っていなかったことを後悔しても始まりません。
仕方がないんでやりましたよ。
車の窓を全開にして、頭を思いっきり車からだして視認で前へ進むんです。
機関車の運転手が正面の踏切に人がいるのに気づいて、運転席から体を乗り出して警笛を出している時のポーズですね。

かといってCafe Harvestの前の細い道を左に、上大岡駅方面に向かうなんて自殺行為です。

だからそのまま細い道を横断して、直角に交わっている....鎌倉街道へ向かう路地に入りました。
ちょうど渡邉商店の前あたりで車を停止させて、つまり車の頭を鎌倉街道&教室の方へ向けて、そこでゴシゴシやることにしました。
よっぽど渡邉商店で「すみません、お湯の入ったやかんを貸してください」と言おうと思いましたよ。
真昼間にここで店長さんと「こんちわ~」なんて挨拶したばっかりでしたからね。
そうしているうちにエアコンの結露モードが効いてきたのか、じょじょに溶けてたわけです。

数分後にすっかり視界が見えるようになった車で、颯爽と鎌倉街道に踊り出ることができたんです。
「元気百倍!アンパンマン!」とか言いながら。