The Golden Cups再結成ライブ

カップスのファースト・アルバム10月10日、生徒のマキちゃん&彼女の友人と、ヨコハマが生んだ伝説のバンド「The Golden Cups」による32年ぶりの再結成ライブへと行って来た。

Cupsの記録映画「ワンモアタイム」の上映記念ライブだ。

マキちゃんは全盛期のカップスのステージを「ブンタ(横浜文化体育館のことを当時こう言ったらしい)」でキャーキャー熱狂していたという歴戦の勇士。だから、お連れしたのは僕ではない、僕はあくまでも大先輩にお供したのだ。

さてさて、32年ぶりのライブだが、そりゃー素晴らしいものだった。

ボーカルのデイブ平尾は、自分が歌わない曲では、ステージ脇のソファで飲んだくれていた。僕は酒が飲めない人種だが、この酔っ払い加減は気持ちいいだろうな。

ルイズ・ルイス加部はファッションもルックスも往年と変わらぬカッコ良さ。黙々とギターとベースを弾く姿は「生涯いち現役ミュージシャン」そのもの。

エディ藩(中華街の「鴻昌」の店主でもある)は相変わらずハマ=ブルースを具現化したような渋さで、最高のギタープレイを見せてくれた。

当時は一番人気だったマモル・マヌーはずいぶんドラムから離れていたそうで、照れ臭そうに叩いていた。

ミッキー吉野(元ゴダイゴ)、この人はメンバーの中では一番若いはずなのだが、ひとりステージの脇でキーボードを「弾く」(というより「意のままに指を滑らす」)姿は、最も超然とした哲学者のようだった。いよっ!哲学者!。

ゲストも観客も面子が凄かった。ゲストは忌野清志郎、ジョー山中、テリー伊藤、そして後期Cupsのメンバーだった林恵文とハワイから駆けつけたジョン山崎(今は牧師さん)だ。

観客にはモト冬樹、ヒロミ、鈴木ヒロミツ、大野克夫、大杉廉、スティーブ・フォックス(元ゴダイゴ)...という具合。...何ぃ?知らない人ばっかりだって?まぁいい、聞きなさい。

観客の方はといえば、マキちゃんのようなリアルタイム世代と、僕のような追体験の世代とにはっきり二極分化されていた。当時は客席を踏み鳴らして熱狂した世代も、今では静かに静かにステージを見たいのだろう。大変おとなしい観客たちだった。

あまりにも失礼だと思ったので、「ホールド・オン」に合わせて踊っていたマキちゃんと僕だったが、後ろの席にいた男性に「前が見えん」と注意されてしまった。
「はあ、すみません」

僕などは実物が見れるだけでも感激だったのに、コンサート後のマキちゃんのコメントが凄い。「ウーン、いまひとつ盛り上がらなかったわね」。

さすがリアルタイムでCupsを見た人は違うのだ...

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