京急、最高っ!

今日は横須賀中央校の発表会へ行ってきた。
場所は横須賀のライブハウス。
始めての発表会だったけど、
とっても気合の入った構成になっていて、
ゲストさんのライブなんかもあったりして、
結構勉強になりました。
やっぱり他校の発表会って行ってみるもんだなぁ~。

帰りにブラっとドブ板横丁へ行ってみた。
教室の雑貨を増やそうと思って行ったのだけど、
お気に入りだった雑貨屋さんが消えていたので、
ガッカリしながら汐入駅から京急に乗った。

ここからが本題。
汐入から帰途の車内で、こんな人たちを見た...

●バブルおじさん
最初は僕の正面に座っていた。
見た感じでは60歳前後、一見大企業の管理職みたいな風貌のオジサン。
とにかく服装がヘンだ。足元には紳士靴、だけど靴下は履いていない。
女性もののロングコートを着用し、
その下に女性もののスキーウェアの上下を着ている。
重ね着をしているようで、足元からジャージの下がのぞいている。

そのスキーウェアの色はパステルピンク...
ホラ、いちこさん覚えているでしょ、
バブルの時期にアルファ・トマムとか竜王スキー場とか行くと、
全員この格好でユーミンの歌にあわせてゲレンデを滑っていたよね...
そう、彼が着ているのはあの懐かしい時代の色なのだ。

さらにベレー帽を被っているのだが、
その帽子にはUS armyのバッジが大量についている。
とにかく異常に華やかだった。

このオジサンだが、ガラガラの車内で頻繁に席を移動していた。
しかも移動する度に床にポトンと女性もののハンドバッグを落とすのだ。

●キス校生
車内で堂々とキスをしあう高校生のカップルがいた。
彼氏は制服を来た高校生、
彼女はもしかしたら年上かもしれない。
僕の座席の斜めおむかいで(バブルおじさんの隣の隣)、
延々とディープキスをしていた。
彼氏の顔が下、彼女の顔が上ということから推定して、
彼女がリードしているようだ。

覚えがないといえばウソになるが、
ここまで大胆というのは驚きを越えて感心する。
見境がなくなるから「愛」なのだ、ということをこの二人は実証しているようだった。

●ピアノマン
60前後の酔っ払ったおじさん。
頭がスダレなのだがスダレがボッサボサに乱れていて、
顔面側にすべてタレてしまっている。
6人がけの席を一人で占領しているのだが、
横にショパンの「ポロネーズ集」のピアノ譜を広げている。
んでんもって何をやっているのかと言うと、
楽譜を見ながら、ピアノを奏でる手つきで、座席シートを叩いているのだ。
時折右手が上に高く振り上げられるのは指揮をしているようだ。
ハミング声も聞こえてくる。多分「軍隊ポロネーズ」だと思う。

ところが指先をよく見ると、楽譜を正確に奏でているのではないことがわかる。
それでも彼の中では音楽が高揚してくるようで、時折「ジャジャーン」なんて凄い声を出す。

残念ながら降りるべき駅についてしまったので、これ以上見ることはできなかった...

そうだ。京急には
華やかさ(バブルおじさん)、愛(キス校生)、そして音楽(ピアノマン)があるのだ。
こんな素敵な鉄道の沿線で音楽教室ができるなんて...

京急、最高っ!