エクストリーム廃墟

旅の途中、遅咲きの桜が美しかったので、それを撮ろうとして眼中に入ったのがこれ。
エクストリーム廃墟 川向こうから全景
近寄ってみると、民家とおぼしき建物が完全に崩れ落ちていた。
エクストリーム廃墟
「エクストリーム廃墟だ」と思った。
エクストリーム廃墟 遠方に家屋
栗原亨さんの「廃墟Explorer」などの廃墟探索サイトには魅了されるし、この旅では廃墟ホテルが乱立する水上温泉にも寄っている。
だけど、ここまで見事な…いや潔いぐらいの「廃墟」には、なかなかお目にかかったことがない。
エクストリーム廃墟 近影
ふと見上げると、何の木だろう?
白い花を咲かせた一本の木が超然として立っていた。

生と死の鮮やかなコントラストだ。

どこからどこまでが「廃墟」で、どこから先は「残骸」なんだろう?そんなことも考えた。

Googleのストリート・ビューには2014年6月に撮影された同じ廃墟が写っていた。
この頃は、まだ家屋の一部が辛うじて立っていたことがわかる。
2014年6月のエクストリーム廃墟
場所は群馬県みなかみ町藤原。

冬には積雪2m~3mは当たり前の場所だ。
雪かきをする人がいなければ、ひとたまりもなかったんじゃないかと思う。