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ライブレポ
テリーヌとボンボン at 白楽upperyard
- 2010-03-02 (火)
- ライブレポ
僕がいるバンド「C’dars」のドラマーである「番長」は、図体はデカいけど心優しいヤツ。そんな彼がサポートしている「テリーヌとボンボン」のライブへ行ってきた。
場所は白楽にあるLive BarのUPPER YARD
ラーメンの「六角家」をさがしたり、六角橋商店街の中古レコード屋を物色したりして、会場についたのは21時ギリギリ。
すでにhitomiセンセ、とーるさん、Boosukeさんはできあがっていた。

いいんだ、これが。

ちえみちゃん(ウチのchiemiちゃんではない)のUA風のぽわーっとしたボーカル、かすかに流れるギターのシンプルなコード。その浮遊感をベースとドラム(今日はカホン)の息の合ったバッキングが支えている。

あとで「番長」が「いやぁ~緊張しました」と言ってた。シンプルだけにゴマカシの利かないピンと張り詰めた演奏だったと思うのだけど、聞いてるこちらは真綿の布団みたいな心地よさを感じていた。

そう言えば、ちえみちゃんが「The Bandが好きだ」って言ってた。あれもシンプルなだけにゴマカシがきかない音だよな。
帰途、みんなでラーメンを食べて帰ろうということになる。
「六角家」「吉村家」の両方とも「もう10分早ければ」というところ閉店。
そこで「山頭火」でラーメンを食べる。
今日のライブの後ならば、家系よりもこういう味で正解だったかもしれない。
ラーメン食べながらのバンドミーティング(?)は「いかにシンプルにいい音を出すか?」。
んでもって帰りの車中のBGMはやはり「The Band」だった。
3月22日、「Cdar’s」は7th Avenueに出演します。
「テリーヌとボンボン」は春にCDリリース予定。
THEATRE BROOK ‘“Return To The Liquid”
- 2009-12-28 (月)
- ライブレポ
ライブ活動を中止していたTHEATRE BROOKの2年ぶりの復活ギグ。
場所は2年前と同じLiquid Room。
1曲目は何やんのかな、なんて話をしていたら、
いきなり「ツァラツストラかく語りき序章」のカバーからはじまった。
タイジが冒頭の管楽器の「パァ~パァ~パァ~」をギターで弾く。
ギターだから「グィーン、グィーン」なわけだけど、そのあとの「ジャジャーン」の音圧が凄い。
並大抵の4ピースバンドではあの迫力は出せない。
にもかかわらずキレがある。
まるで鋼鉄の壁がぶっ倒れてきたような音だった。
そこからほぼノンストップで休憩なしの2時間40分(さらにアンコールが30分)は、
ドロドロに溶けた鋼鉄の洪水だった。
最前列の眼前で浴びせられたんだからたまったもんじゃない。
(詳しいセットリストはマサトシさんの日記を参照されたし)
これは間違いなく彼らのライブの中でもベストのギグだったと思う。
アンコールの「立ち止まって一服しよう」「まばたき」がとりわけ素晴らしかった。
彼らのバンドサウンド...とりわけライブにおけるそれが「知的(ライブでのタイジMC)」だとすれば、それは彼らが影響を受けた1970年代のファンク&ソウル・サウンドを、単にスタイルとして模倣しているのではなくて、研究し尽くしている、具現化しているという点じゃないかと思った。
それと「シアターブルックが日本で一番のロックバンド」というのもタイジのMCがあった。すべてを聞いたわけじゃないから、適当なことは言えないけど、少なくともライブバンドとして「日本一です」と言われても納得してしまうぐらいのクオリティと説得力、それがTheatreにはある。騙されたと思っていいから、一度行ってみるといい。シングル曲をメインにアルバム収録曲をその尺幅でやっておしまいという、J-POP系のよくあるライブとは全く違う世界を体験できること請け合いだ。
残念なのは、現行のCDメディアやDVDメディアに彼らのライブの魅力を100%再現できるだけのキャパがないってこと。ライブに行かなければその魅力が伝わりにくいということ。
「売れないんですよね(タイジMC)」。
どうでもいいけど今度C’darsで「ジャジャーン」の練習をしようと思った。
廣田龍人(リッキー) at パレ・ド・バルブ
- 2009-12-15 (火)
- ライブレポ
新宿から横浜にとんぼ帰り。
今度はカミさんを連れて新杉田の「パレ・ド・バルブ」で開催された廣田龍人(リッキー)さんのライブを見に行く。
イベント主催者はニャンコ先生。数日前に病院から生還をとげたばかり。

このイベントはニャンコ先生にとっては「一年をしめくくる楽しみ」なんだそうで、すでに今年で7回目になるのだという。

会場となったパレ・ド・バルブはかつてない位のギュウギュウ状態。同じくこのイベントを見にきたヌッキー@リュウちゃんご夫妻、Boosukeさん、hitomiさんたちと一番真正面に座ることができた。ヒロさんももちろん来ていた。
一時間ほど食事をして、いよいよリッキーさんの登場だ。

今日は「プチ・ミッシェル」ということで....
gt:廣田龍人
ba:藤田光則
dr.竹原 真人
というシンプルな編成だ。
廣田龍人(リッキー)さんは、まだビートルズのトリビュートバンドというものが手探りの状態だった1973年、自ら率いるThe Bad Boys(リッキーさんがのちにオフコースに加入する清水仁さんと結成)の「Meet The Bad Boys」というアルバムで東芝EMIよりデビューした。一切のオリジナリティを捨てながら(※1)、ビートルズのオリジナル演奏に原曲に忠実に(※2)演奏するという、その後何百と登場したトリビュート・バンドのスタイルの最初期の形となった(※1 といいながら吉田拓郎作曲の「ビートルズが教えてくれた」ほかのオリジナル曲もあった」、※2 あくまでも1973年にしてはという意味)、1980年代になってからはビートルズのトリビュートバンドとしては最も有名な”Revolver”を結成して、現在に至っている。
ヌッキー@リュウちゃんは19歳の時にリッキーさんのステージを見ている。リッキーさんが歌った「No Replay」に衝撃を受けて、ビートルズのトリビュートバンドをやろうと決意した。その後もリッキーさんとは若干の面識があるんだそうだ。僕は.....僕は15才のクリスマス・イブに日比谷野音で行われた「John Lennon追悼コンサート」の際、常盤橋公園でギター一本でJhonの曲を歌っていたお兄さんがリッキーさんだったのではないか?という疑問をここ数年ずっと引っ張っていた。

事前に「ビートルズのカバーはやらない」とは聞いていたのだけど、いきなりRod Stewartの「Hot Legs」でステージは始まったステ-ジは70年代~80年代のロックのオン・パレード。Stonesの「Tambourine Dice」「Jumpin’ Jack Flash」があるかと思えばBilly Joelの「Honesty」、Led Zeppelin「Stairway To Heaven」「Rock ‘N’ Roll」、Eagles「Hotel California」、
James Taylor「You’ve Got A Friend」、Free「All Right Now!」、Stevie Wonder「Lately」、Police「Every Breath You Take」.....にかく凄い。しかもそれを基本的にドラム、ベース、ギターというシンプルな3ピースでやってしまううえ、どのメンバーもボーカルがとれるから、もう何でもアリだった。
この何でもアリの「宝箱をひっくり返した」みたいなバンドって、自分で言うのもナンだが我らがC’darsもそうだということに気づいたのは翌日のことだった。
りっきーさんのボーカルは高音のシャウトに骨のあってSam Cookeっぽい(ってことはRod Stewartの影響か?)。こういう70年代の音にマッチしていると思った。

そして最後には「A Day In The Life」の弾き語り。あの壮大なオーケストレーションをギターでどう表現するのか気になっていたんだけど、これがまた素晴らしかった!
最後に思いがけないゲストの方々を二人紹介する。

(石川俊介さん)そう、聖飢魔IIの「ゼノン石川和尚」だ。この方のベースプレイは神だと思った。「Come Together」を演奏してくださった。
そして....

(ヌッキー@リュウ)
リッキーさん&ニャンコ先生という段階で、「飛び入りでリュウちゃんが参加できたら面白いだろうな」と希望的観測で思っていたのだけど.....ニャンコ先生の突然の声かけでそれが見事に実現した。
「No Replay」「A Hard Day’s Night」を演奏。リッキーさんとの共演はLosebeat時代でもあり得なかったことで、他人事ながらこのラインナップはとても嬉しかった。


今日という日は、何て素晴らしい日だったんだろう。
日中のマサトシさんのシアブルセッションといい、このイベントといい、とてもお腹がいっぱいになった。
こんなイベントを主催してくださったニャンコ先生、ありがとうございました。
音楽を愛する人が集まり、共通の言語で盛り上り、あるいは活躍する。そこにはプロもアマもなければ目上も目下もない。表現する側も、それを受け取る側も、同じ空間で同じ音楽を共有しようという気持ちから成り立っている。
このことは難しいけれど大切なことだと思った。
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