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ライブレポ
吉野ユウヤ ”pf Garden 2″
- 2012-01-20 (金)
- ライブレポ | ライブレポ(教室関係)
キーボード・プレイヤー「ヨッシー」こと吉野ユウヤ氏のピアノコンサートへ行ってきた。
スクールのライブではここ6~7年来お世話になっているキーボード・プレイヤーだ。彼の音楽の持つジャンルを問わない、繊細かつ情熱的なプレイは生徒さんの歌の力を増幅させてくれる。

現在はセッションプレイヤーであり、作曲家でもあるユウヤ氏。
たとえば日テレのアニメ「夢色パティシエール」のエンディングテーマ「いちごのミラクルール」の作曲者でもある。
(「いちごのミラクルール」)
会場は代々木上原のMUSICASA(ムジカーザ)。閑静な住宅街の一角にあるミニコンサートホールだ。

ミューポ組は僕とEmi先生を含めて総勢10名以上となった。
今回、僕は最前列でヨッシーのプレイが真横から眺められる位置に座った。
いつも彼のキーボードプレイを「聞く」ことはあるけど、まじまじとそのプレイの指先を「見る」ことは難しい。一度それを堪能してみたかった。

(見慣れぬメーカー名だなと思っのだけど「ベーゼンドルファー」というオーストリアのピアノ。スタインウェイ、ベヒシュタインと並んでピアノ製造御三家なんだそうだ。鍵盤の退色からして古いものではないかと思った)
ぬっと登場したヨッシーは、その193cmの長身でバタンバタンとやってきた。
ピアノに向かうと、演奏を始めた。
会場に心地よいピアノの音が流れてゆく。繊細なピアニッシモからやがて全身を使ったフォルティッシモまで、川の流れのように音が展開されてゆく。
ここでヨッシーが生み出している音楽をわかりやすい表現で言えば「ヒーリング・ミュージック」。
静かに瞑目して聞くと情景が浮かび上がって来る「音の絵画」だ(彼の作品を聞きたい方はコチラ)。
その音楽のいいところは、いわゆるヒーリングミュージックにジャズとポップスとロックが混然一体となったボーダレス感だと思った。
右手は親しみやすいメロディーからはじまり、高調するにつれてジャジーなフィルインなどを織り交ぜながら弾かれてゆく。時には繊細で、時には熱情的だ。
いっぽう、左手はロックのように3本の指でベースラインを刻んでゆく。
後で「楽譜がない」ことに皆さん驚いていたが、そこはジャズのアドリブに近い。
主要なモチーフとフィルイン以外は、すべて彼の頭の中にあるのだろう。
とても親しみやすい音楽を生み出す人だと思うし、柔軟な音楽を生み出す人だと思った。まるでヨッシーそのものだと思った。

これは余談だけど、ヨッシーのピアノの弾き方は面白い。必ずしも指を立てて弾かない。
時折は爪の音がするぐらい指を立てることもあるけど、かなりの頻度で指をベチャーっと倒して指の腹よりやや上....指紋のあるとこよりやや上で弾いていた。そこから優しさに溢れた繊細な音が飛び出してくる。
僕は子供の頃、ピアノの先生に「指を立てて弾きなさい」とか「掌と鍵盤の間に卵が入るぐらい」とかさんざん言われたからそれに気づいたけど、現地で合流した「ねこまたぎ」さんも同じことを感じていた。
今こんな時間だから、ピアノを弾いて確認するわけにもゆかないけど、多分僕の場合はどんな状態でも、もっと指を立て気味にして弾いているはずだ。でも考えてみれば、細かい運針の場合は指を倒してしまうのも合理的な方法だ。それだと力が入らないのでは?と心配する人もいるかもしれないけど、ヨッシーはそれを補う握力と手の大きさを持っている。何よりも要所要所では全身を使ってガツーンと音を出してきていた。これはいい勉強になった。
結局のところ、全体的には彼の素敵な音楽そのものを瞑目しながら聞きこんでしまったつもりだったが....後でヨッシーから「ムネさんの視線を痛いぐらい感じました」と言われてしまったのだった。

(関係ないけど、ライブ前にわざわざ池袋の大勝軒でつけ麺を食べてきた)
そんなヨッシーは1月22日に女性シンガー、イチヤナギユウさんのサポートで、金沢文庫のRoad & Skyに出演する。
「イチヤナギ ユウ” Live」
1/22(sun)
Open / Start : 5:00 pm / 6:00 pm
Fee : 2000 yen(御予約の方) / 2500yen (当日)
Place : The Road and The Sky
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上大岡ストリートライブ (回数不明目)
- 2011-09-19 (月)
- ライブレポ
謎の音楽集団、上大岡ミュージックジャム。
ウェブサイトもないものだから誰がメンバーなのかもよくわからない。
ある時はストリートで活動しているかと思えば、ある時はひまわりの郷で「東京音力」を行い、そしてある時は120人近い参加者を集めて「ひまカラ」なんていうカラオケイベントを行っていたりする。NHKの取材を断ったというウワサもあるし「みんなで準備、みんなで応援、みんなで撤去、みんなで打ち上げ」という趣旨を理解できる人のみ参加できるというウワサもある。なんだ簡単な話じゃないか。
救済イベントの収益20万以上をポンと震災義捐金として寄付したというウワサもあれば、打ち上げの飲み代にも困っているというウワサもある。
ひとつ言えることがあるとすれば、今年になって東日本大震災と台風12号という2011年最悪の天災に阻まれ続けている団体だということだ。

そんなミュージャムも何とか天災を凌いだようで、9月17日、上大岡「赤い風船」さんのご協力とご好意のもと、ストリート・ライブとしては実に8ヶ月ぶりとなるイベントを行った。
【GAKO】

「ただの見物客」がストリートに引きずり込まれてからはや2年。今回はフェイ・ウォン「夢中人」などの中国の歌だけでなく、今井美樹「Pride」、My Little Lover「Hello Again」などといった邦楽もレパートリーに含めて、ぐっと楽しめるセトリを生み出していた。バックステージで「うわぁ~成長したなぁ」と、僕とリュウちゃんとで驚いていた。
後でその点を尋ねてみたら「この半年の間に、あれこれと作戦を練った」とのこと。
【カカ王】

今日も「ゆず」で攻めてくる。高音がとても良く出るのにはいつも驚かされるのだけど、今日はとりわけ綺麗に響いていた。全体的な音のバランスもとてもよかった。
【spiduction66】

謎のおっさんのストリートもGAKOと一緒で8ヶ月ぶり。
The Boom「時がたてば」、まつざき幸介「君すむ街」と、初めてのオリジナル曲としてピアノによるインプロヴィゼイション「Water」。
いつも先生方にPCを取られた時にスタジオに篭ってキーボードにさわっているうちにできた曲。震災のこととかもあったのだけど、具体的には平泉の高館から見た北上川の光景なんだよね。「River」とはつけなかった。
【Rika】

彼女から生まれて来る音楽の面白いところは、潜在的な部分で影響を受けた音楽の幅が異様に広いところ。もっともっと曲を作って欲しいといつも思う。
【友希】

歌の力が彼女の力。その力は途轍もない。。だからあっという間に客席が満員となった。凄い!
【ヌッキー竜】

酒の力が....違うか。前日はしこたま飲んだようで、本日は3曲で勘弁してねになってしまった。あるいはたまたま偶然通りかかった娘さんに素通りされたのがショックだったのかもしれない。経験あるからよくわかる!
【KAKEL】

静岡の防音スタジオを見学に行って以来「100デシベル超の声」の異名を取るようになったKAKEL。
迷わず突き進む感が強かった今回のステージだけど、あとで理由を聞いて納得した。迷わず自分のやりたいように進んだらいいんじゃない。
通りがかりのお客さんから、ごっつい「投げ線」を頂いてビビっていた。
おいで頂いたマサトシさん、K君、QUMちゃん、KAKEL君のおばさん、おじさん、トモコさん、通りがかったナッちゃん、その他大勢のお客様には感謝の言葉もございません。ありがとうございました!
そしていつもお世話になっている赤い風船のスタッフの方々に厚くお礼申し上げます。
9/10-9/11 セプテンバーコンサート
- 2011-09-12 (月)
- ライブレポ | ライブレポ(教室関係) | 教室事件簿
2001年9月11日に発生した全米同時多発テロをきっかけとして、「平和」への思いを音楽に託して送ろうというセプテンバーコンサートは始まった。
そして、あの事件から今年で10年という節目を迎えた。
今年は9月10日、11日の二日間にわたって戸塚駅東口のペディストランデッキで行われた2日間のイベント(戸塚フリーステージ実行委員会さん主催)に、ミューズポートの生徒さんが多数出演させて頂いた。
そもそも2006年(第二回)にUSボーカル教室戸塚校の吉田オーナーからお誘いを受けて見学しに行ったのがきっかけだった。翌2007年にはミューポの生徒さんが6名参加したのを皮切りに、ずっと参加させて頂いている。ミューポ組で常連なのが、ゆっちぃ(5回)、さぉ☆こじ(4回)、そしてゲスト出演のまつざき幸介(4回)さんだと思う。
「アウェイ感がたまらない(ゆっちぃ)」、「野外で歌いたかったんですよ(まつざきさん)」というのが感想。
昨年はちょうどEmiさんの結婚式、一昨年は雨のため地下でのステージとなったため、この青空ステージに立ち会うのは2年ぶりのこととなった。

【9月10日(土)】
この日はカラオケステージ。2009年をのぞけばいつも晴天に恵まれているカラオケステージだけど、今年もまた最高気温32度という「恵まれすぎた」天候の下でのステージとなった。
参ったことに一眼レフのカメラはもってきたものの、バッテリーを入れるのを忘れてきた。
どうも僕にはミューポ主催以外のイベントだとダメダメになってしまう傾向がある、過去にも三脚忘れたり(東京音力)、撮影し忘れたり(C’dars)という常習犯で、どうも気が抜けてしまうようだ。
ビデオカメラ内臓のデジカメ(倍率はいい)を代用として撮影し、ゆっつーカメラを途中からお借りして撮影を続けた。








この間に16時30分ごろ、サプライズで挨拶に立ったのが全国57ヶ所で行われるセプテンバー・コンサートの代表をつとめる庄野真代さん。

2002年に庄野さんのアメリカの友人が始めたコンサートをきっかけに、全世界に音楽の輪が広がっていった。2004年には庄野さん自身がN.Y.でステージに立ち、2005年には彼女の尽力によって第一回セプテンバー・コンサートが国内39ヶ所で行われた。
短い間ではあったけど、このイベントの趣旨などについてお話された。
「驚いたな、庄野真代さんだよ」とカズ君に言うと。「どなたなんですか?」とバッサリ返り討ちにあった。
そうか「飛んでイスタンブール」を知っている世代というのは、もう40歳以上だろうな。
そしてお次はゲストのまつざき幸介さん

「一夜花」「君すむ街」を熱唱。確か前回は茅ヶ崎のイベントに出演中に間を抜けて駆けつけて下さった。今日はどうなんだろう....「実はこれから千葉なんですよ」。相変わらず精力的に活動されているなぁ。
このあたりから、太陽もビルの向こうに沈み、ようやく凌ぎやすくなってきた。

僕はといえば、戸塚さんと僕のビデオカメラを2台同時に操作している。別に後で編集するわけではないのだけど、1台で引きの絵を撮影し、もう1台で寄りの絵を撮影しようとするのは、職業病かもしれない。来年からは責任をもって1台でずっと撮影のお手伝いをした方がいいかもしれない。
あたりは薄暗くなってきた。フラッシュを使わないズーム撮影だと、俄然ビデオカメラに内臓されたデジカメの性能が発揮できる。





この日、青空に向かって歌い上げた総勢40名以上の最後を飾ったのが、
吉田オーナーのアケペラグループ”マミィ”

夜のとばりが降りてくる中で、流れる美しいアカペラのハーモーニーはとても幻想的だった。
そして今年はお嬢さんの楽々ちゃんのかわいらしいリードボーカルも聞くことができた。
この日、出演しないのもかかわらず、準備段階から手伝ってくれた生徒さんがいる。ムーディーだ。
会場の設営から撤去まで手伝ってくれた。感謝感激だ。
帰りにムーディーおすすめの味奈登庵港南台店でおそばをご馳走する。
【9月11日(日)】
もともと暑さは大の苦手だ。
昨日もステージ終了した頃から味奈登庵でそばを食べる頃には熱中症と思われる頭痛に襲われていた(もともと肥満と睡眠不足は熱中症にかかりやすい要因)。家に帰ると水風呂に飛び込み、そのまま一時間ぐらい眠り続けた。体が冷え切ったところで、風呂を沸かして温まる。そうしたら俄然調子が元に戻った。自分でも呆れるぐらい単純な体である。翌日行くかどうかは、翌日の体調に相談するということで、ひたすら眠った。
んでもって復活!

パナマ帽にタオルを被って熱中症対策。ところが眼鏡を忘れていった。見にきてくれたWさんとみゆきちゃんに「カールおじさんみたい」と言われる。
この日はパフォーマンス・ステージ。ミューポは間に立っていないのだけど、偶然にもKAKEL氏と栞のお二人が出演する。
トップバッターはKAKEL。


2曲だけのステージだったけど、力のこもった熱いステージをみせてくれた。
この日は炎天下にいることを避け、喫茶店でKAKEL氏たちと涼む。
続いて16時40分から栞さんのステージ。僕が来れたのをお二人が喜んでくれたのが嬉しかった。
「ビデオは(いつものように)撮ってるの?」と尋ねると、
「ビデオは大丈夫ですから、カメラお願いできますか」と言われた。
実は、これ言われるのが今の自分にとっては楽しみだったりする。
最近は新たに投入した一眼レフ「NIKON D5100」のおかげで、俄然カメラの撮影にハマりだしているからだ。


まだ露出だの絞りだのぜんぜんわからないので、ひたすら逆光を気にしながら撮影するしかないのだけど、こういう広い会場で「自由に撮影して下さい」状態なのはたまらないのだ。
夕日がオレンジ色に輝く中で、栞の歌声はさわやかな涼風となって、戸塚の街を流れていった。
「翼を下さい」での観客との一体感、さすがは歴戦の勇士だ。



栞のステージだけでも百枚ぐらい撮影したんじゃないかと思う。
いっぽう、この日も観に来てくれたムーディーが、今度は熱中症の症状で「頭が痛い」と言っていた。
こんな風にして「熱い」2日間が終わった。

こんなことを思った。
こうやって走り回ったり、参加者の音楽を楽しんだりしている時に、全米テロの被害に遭われた方への気持ちに考え及ぶことはなかった。今回は奇しくも東日本大震災から半年という日だったけど、被災地を思いを馳せる余裕もなかった。ただ走り回り、ただ音楽を楽しんだ。
つまりは、これが「平和」とか「平穏」とかいう状態なんじゃないだろうか?
見えない敵からの襲撃に怯える日々、明日の人生すら見えない日々、余震に怯え、停電に怯える日々、そういうものから逃れ出て、純粋の音楽を楽しんだり、撮影にハマったりできる瞬間、我々は少なくとも平和で平穏な状態にいるのだろう。
最後に謝辞。
炎天下、現場で司会からPAまですべてをこなされていたUSボーカル教室戸塚校の吉田オーナーご夫妻には感謝の念にたえません。
本当にありがとうございました< (_ _)>
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