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ライブレポ(教室関係)

Acoustic Style 2010

公式なイベントとしては、今回でいよいよ18回目、アコーステイックなライブとしては5回目となる”Acoustic Style 2010″が無事に終了しました。
皆さん大変お疲れ様でした。

昨年は22人の表現者が40曲を歌いましたが、今年は34人が49曲を歌いました。
所要時間は5時間と15分。ほとんどウッドストック状態です。

今回のライブの特徴を言えば「初々しさと発見」じゃないかと思いました。
昨年司会を担当してくれたJUNYA君が今回初のトップバッター。
弾き語りによるスタートというのは初の試みでしたが”Acoustic Style”らしい雰囲気を作っての、いいスタートを切ってくれました。

初出演が多かったのも今回の特徴。
昨年はいち観客として来てくれたココちゃんは、緊張しながらも初ステージを終えました。
ひかりちゃんにとっては初めての弾き語りライブでした。
その切実さ(いや切迫状態かな?)、真剣な姿(いや深刻は姿かな?)には心動かされました。
歌うことの原点に戻ったような気がしました。

初のオリジナル曲を開封した方もいます。
ネモちゃんやねこまたぎさんの曲には驚かされました。これはまた新しい発見でもありました。

マコツの打ち込みによる熱唱も初の試みでした。

そして会場もまた初の場所。
今までとガラリと違う雰囲気ながら、音響もしっかりしていて、
実は場所をおさえた僕自身が一番ホッとしていたのです。

つっつーとイサオ君には「発見」という言葉が似合います。
ゆっちぃとharuさんがそれぞプロデュースしたということでしたが、
それぞれのキャラクターが最大に引き出された時、これだけ印象に残る味のあるステージになるんだなと感じました。
他にも、アコーステイックというシンプルな形で表現することで、逆に本人の持ち味が出た方がたくさんいらっしゃいます。

のりちゃんとEri-naの流れも新鮮でした。
なんて言うんでしょうか、二人の連続した歌の流れが、ライブの中でひとつのアクセントになっていたと思います。
Eri-naは「窓の外には」の楽譜をユウヤさんに送るにあたって、この曲が成立したバックグラウンドをユウヤさんに伝えました。
ユウヤさんはそれを充分に理解した上であのようなプレイをしてくれたのです。

私のツボはフジファブを2曲プレイしてくれた百色眼鏡君。
最近無茶苦茶ハマっている音ですし、何よりも彼は志村に似ているんですよね。
そして喉の「蝉時雨」の幻想的なアルペジオ。
そしてマサトシさんとユウヤさんのとぎすまされた真剣勝負。このままコンビ組んだら凄いです。

とても書けないぐらい、色々なことを感じましたが、すべてを書くのは難しいです。
多くの初参加の方々を、歴戦の兵たちが暖かく支えてくれる、これが何よりでした。
ビリヤード後方組が、進んで手拍子で応援してくれたのも印象的でした。

それと、ギターの片桐幸男さんの涼しげな音色のギター(ガットギターにアコギの弦を張った不思議なギターでした)。コカコーラみたいなカッティング・プレイ。
そしてピアノの吉野ユウヤさんの情熱的で全身で表現したプレイ。見事にこのイベントにマッチしたサポートでした。

今回は初めての場所ということで、
生徒さん以上に時間の進行が円滑に行くかどうか心配していたのですが、
予定どおり10時30分きっかりにリハスタート、20時30分に終了しました。

これはセッティングを担当して下さったリュウちゃん(「東京の人になるぅ」はなんだかジーンとくるんだな)。
JUNYA君やココ君ほか、朝から会場の掃除から設営までを手伝ってくれた多くの方々、サポートミュージシャンのお二人、そしてアンジェロのスタッフの皆さんのお陰です。
改めて御礼申し上げます。

映像は無事に撮影できていました。
今マスターテープとなるDVDの製作段階です。
これだけでDVDが5枚になります。
ここからDVDが3枚になってゆきます。

それと平行して膨大な画像を整理しています。
画像の方は例によって生徒さん限定の「WEBアルバム」にUPします。

お盆前には完成させます。
お楽しみに。

同窓会、演劇、そしてニャンコイズムVol.1

【7/24 同窓会】
こんな管理人のことだから、大学でも音楽サークルに入っていたと思われる方も多いでしょうけど、何と「古都研究会」という渋いサークルにいたのです。
当時の在籍人数は100名、今では創設から46年の歴史を誇る名門サークルとなりました。
いや、単なる酒飲みのサークルだったという説もありますが、「庭園」「考古」「仏像」「建築」「文化」という5つの分化会に分かれてちゃんと勉強会を行っていました。そして年2回は京都奈良へ合宿していたのです。

同期の連中(ペルシャ書道の羊子さんもその一人)とは、ほぼ毎年毎年(今年なんて毎月)飲んだり遊びにいったりしていたのですが、縦のつながりといえば皆無に近かったのです。ところが今年の5月にひょんなことからひとつ上の先輩(大手出版社の社長さんです)と飲む機会がありまして、そんな中で「卒業から20年ぶりにOB会をやろう」ということになったのです。

ホテルのレセプションルームでの堅苦しいOB会にはしたくない。むしろ各代の同期同士で呼びかけあって、自然と集まってくるような会にしたいと、僕も先輩も考えました。ということで、学生時代からおなじみの居酒屋「酔の助」を借りることにしました。
その結果がこれです。

僕は21代なんですが、19代から24代まで総勢25名が集まってのどんちゃん騒ぎとなりました。静岡や青森から来てくれた方や、知らない先輩も多い中で24代を代表して来てくれた2名の参加が嬉しかったです。

いやぁ楽しかったなぁ。
20年ぶりに再会した先輩や後輩ばかりでした。皆さん確かに外見は年齢を重ねましたが、ノリはぜんぜんかわっていませんでした。というよりか普段社会の中にいる「自分」から、本来の自分に戻ったのかもしれません。だからこそ仲間なんでしょうね。

我々の世代というのは空前のバブル景気の中で学生時代を謳歌したにもかかわらず、就職してからは困難な道を歩いてきた人ばかりです。倒産の憂き目にあった方は何人もいらっしゃるし、言葉に言い表せない辛酸を味わった人も多いです。中には仕事の苦労がたたって倒れてしまい、今なお重病で入院中の先輩もいらっしゃいます。
そんな中をかいくぐってこうやって笑いながら再会できたことが何よりでした。

色々な人生訓が氾濫している世の中ですが、欲を出したらきりがありません。生きていて、仕事があって、収入があって....こうやって元気に会えること、それが何よりだと思います。それを再発見できる機会でした。

また来年もやろうと思います。

【7/25 横浜市中学校演劇発表会】
「観音崎」でおなじみの長女は中学校2年生。そして演劇部にいます。
7月25日(日)は、娘の演劇の発表会と自分のライブとがぶつかってしまいました。考えてみれば数年前にも娘たちののピアノの発表会と、スクールのライブとがぶつかってしまったことがあります。

そんな娘ですが、絶対自分の演劇を家族に見せようとしません。今回も「絶対に来るな!」と言われていました。どこでやるのか、何時からやるのかも教えてくれませんでした。だったらインターネットで情報を収集するしかない、ということで調べてみたら、ラッキーなことにリハーサルともぶつからない昼の時間帯でした。二日間にわたって11の中学校の演劇がコンクール形式で上演されるようです。それならばと、次女を連れてコッソリ見にゆきました。

娘が演劇部でどんなことをやっているのかなんて知らなかったし、演技力なんて全然想像もつかなかったのです。
先日「髪が長くてうっとおしいから切ったら?」と言ったら、「演劇が終わるまでは切れない」と言っていたので、「お~お~役作りしゃちゃっているよ」と思ったぐらいです。親としては「あいつ演技できるのだろうか?」とか「セリフとちらないだろうか?」とかハラハラしながら見たのですが、ちゃんと感情を込めて演技していました。自分の知らない娘の姿を見たことに驚きましたが、こういう「発見」は今後どんどん増えてゆくのでしょうね。

約1時間の舞台でした。ビデオのバッテリーの充電をし忘れていて、撮影は5分もできませんでした。自分のことになるとてんでダメですね(笑)。娘に会うと何を言われるかわからないので、演技終了後は逃げ出すように会場を去りました。
でも、いい演劇だったと思います。特に3年生の人たちの演技もそうですが演出力が素晴らしいと思いました。

コンクールの結果は.....僕のライブが終了した夜10時すぎ、娘からカミさんへメールが来ました。
「優勝したよ!」。
これには仰天しました。何と最優秀賞を受賞したというのです。
およそ「優勝」とか「1位」とかに縁のない家族だったからです。驚いて電話した中で次女が「実は見に行っていたこと」を言ってしまったのですが、特に何も言われなかったそうです。そりゃあ優勝するような演劇だったら、逆に家族を呼ばなかったこと後悔するでしょうからね。

これが自分への自信につながってくれればいいな、と思うとともに、来年は「昨年優秀賞を受賞した」というプレッシャーの中で、長女たちは3年生として部を引っ張ってゆくことになるわけですが、これもまたいい経験になるんじゃないでしょうか。

【7/25 ニャンコイズム Vol.1】
お次はようやく自分の番。
ニャンコ先生の企画で宇宙人8823とCdarsがジョイントしたライブイベントをやろうという話があったのが5月ぐらいだったと思います。イベントタイトルを「ニャンコイズム・ナイト Vol.1」と命名したのは実は僕でした。
会場はおなじみ新杉田のレストラン「パレ・ド・バルブ」。美味しい食事を食べながらのライブだったのですが、予想を超過した54名という満員状態でのライブでした。

Forever

Nonちゃんのアカペラグループに、何と今回はマエちゃん&とーるさんが参加!
素敵な「ランナウェイ」を聞かせてくれました。

宇宙人8823

数年にわたる「海底人」生活から「宇宙人」に昇格....いや解脱したバンド。
場所柄「大音響は控える」という約束だったのに、いきなり掟破りの大音響で始まった。
Led ZeppelinとBlue Haertsと椎名林檎というモロにストライクゾーンの選曲、
そしてメキシコ風ヒロさんのカッコいいボーカル、ニャンコ先生のユニオンジャックのTシャツ、椎名林檎の看護婦さんもストライクゾーンでした。

ヌッキー@リュウ

2週連続で対バン、3週連続でステージを見ることになるという、ほとんど「二丁目」と疑われても仕方のない関係になってしまったリュウちゃん。自分で「アウェイだ」と連発しながら、あっという間にMCと音楽の力で会場を巻き込んでしまいました。今回は12弦ギターを持ち込んでアルペジオのプレイをするんだけど、6弦でも難しいアルペジオの安定感には驚かされました。

C’dars

今やお茶の間のバンドとして、老若男女に愛されるというキャラになってしまったC’dars。
それじゃあいかん....というのが理由かどうかは知らないけど、何と今回はPink Floydの「The Great Gig In The Sky」に挑戦。バルブにピアノがあることをいいことに、この日はじめてツインキーボードに挑戦しました。

そのキースエマーソン的な配置には満足。なお、ピアノは50年ものと思われます。
“The Great Gig in The Sky”
“Every Breath You Take”
“ああ無情”
“Joy To The World”
“ありがとう”
“Smoke on The Water~Highway Star”
“このまま二人”
“JUMP”
“20th Century Boy”
自分のプレイは不満だらけ。もっと精進します。

結局僕のカミさんも2次会まで参加したのだけど、カミさんときたらグデングデンに酔っ払って「下山事件は絶対他殺よぉ~」とかわけのわからないことまで主張する始末でした。ご迷惑をおかけしたんではないかと(笑)。
まあいいでしょう。こんな楽しくて濃い2日間は滅多にないものですから。
おいで頂いた皆様、本当にありがとうございました。

さていよいよ来週8月1日はAcoustic Style 2010 at 横須賀Angeloです。
このまま勢いでゆくぞぉ~。

斉藤哲夫、まつざき幸介、ヌッキー@リュウ at 稲村ガ崎Peter’s

(ここ1週間ほどblogの挙動がおかしくなってしまい、メンテナンスしているウチに問題点が多発。必然的にblogもまる1日消えてしまいました。一時的にmixiに避難したりもしたのですが、試行錯誤のうえ何とかblog復活しました。んでもってmixiを再設定したら、アチラの日記は消えてしまうんですね。消えた日記にコメントを下さった皆様、失礼しました。6
年暮らした辺境の地で細々とやる所存です。それではゆきます)。

「上永谷のスタジオで練習があるので14時ごろおいで下さい」とまつざきさんから電話があったのは前日のことだった。
そんなわけで呑気な顔して斉藤哲夫さんの曲を聞きながら車でスタジオへ向かった。
てっきりまつざきさんとリュウちゃんが2人きりで練習しているのだと思っていたわけだ。

ところがスタジオのロビーで腰が抜けた。
そこには斉藤哲夫さんが座っていたのだ。

1970年代の音楽事情に詳しい人ならば、「斉藤哲夫」という名前は別な意味を持っている。脱臭剤を使って「日本臭さ」を抜き取ったかのような「洋楽っぽい」楽曲の数々。そしてハイトーンで歌われる極上のメロディー。メロディーメーカーとしての才能。あの時代に小田和正、財津和夫に劣らない独特の個性とセンスを持っていた方だ。
伝説のレコードレーベル”URC(注:五つの赤い風船、高田渡、早川義夫、はっぴいえんど、遠藤賢司、加川良、三上寛、友部正人、金延幸子などが活躍した)からシングル「悩み多き者よ(1970,2)」でデビュー、そして名盤「君は英雄なんかじゃない(1970,6)」をリリースしたのが斉藤さんのキャリアの始まりだった.....

.....と言いつつも、どうしても我々の世代だと「今のキミはピカピカに光って」を思い出してしまう。

あれは強烈だった....宮崎美子の可愛さがだ。そして誰もがレコードを買いに走った。そう、宮崎美子がジャケット写真に使われ、隅の方に「斉藤哲夫」とだけ書かれたレコードを。
その時の「斉藤哲夫」という文字は、僕にとってはあまりにも匿名性の高い「記号」だった。だからこそ、後追いで斉藤さんの1970年代の音楽に接した僕のような人間にとっては、「今のキミ」とは全く違う音楽が、あまりにも鮮烈だった。

あれから30年、まさか斉藤哲夫さん、まつざき幸介さん、ヌッキー@リュウちゃんというありえない組み合わせの3人を自分の車にお乗せするとは思わなかった。

車中で聞いた斉藤さんの話だけでも記事が書けてしまうのだけど、それは後日。車は1時間足らずで稲村ガ崎のペーターに着いた。
七里ガ浜に面した洒落たレストランだ。演歌、フォーク、ナガブチという異種の音楽を混合させるには、うってつけの場所だったと思う。

僕自身はまつざき幸介さんを狭義の「演歌歌手」だとは思っていない。シングルを聞けばわかる通り、むしろ「ニューミュージック」に近い。少なくとも「ド演歌」ではない。「ド演歌」から抜け出すというのが現在の演歌の潮流だとすればずっと先を走っていると思う。ただ説明する上では「演歌歌手」というのが一番説明しやすいことになる。この場合の「演歌歌手」というのは人に伝えるのにわかりやすい「記号」だということになる。実際のところ実験的な試みを行っている「演歌歌手」は多い。かつてRCサクセションとも組んだことのある坂本冬美さんは「また君に恋してる」という大ヒットを生み出したし、ちょっと前には冠二郎さんがディープパープルと演歌を融合させた。

そんなまつざきさんから「今度ギター弾き語りをバックに歌うライブを行いたいのですが、誰かギタリストの方ご存知ないですか?」と尋ねられた時、とても面白いと思った。「ギター演歌」というのは昔からあったけど、まつざきさんが考えているのはそれではないだろう。まつざきさんの楽曲ならばそのまま「フォーク」や「ニューミュージック」の世界になる。
そこでリュウちゃんを推薦した。年齢が一緒だしステージ経験も多い、普段の音楽の趣味が似ている、まつざきさんも学生の頃、ビートルズのカバーなどをするバノドでドラムを叩いていたことがある。何よりも社会人と音楽活動を並行させている(させていた)ということでも一緒だ。

それがまさか斉藤哲夫さんとのジョイントライブに発展するとは思わなかった.....

リハの段階から、リュウちゃんは緊張しているのがわかった。そもそも今回は「説明したらこの場をブチ壊すこと必至の芸名」も使用していない(笑)。

いっぽう斉藤さん。まさか生のステージをこんな近くで見れるとは思わなかった。
学生運動が終焉を迎えつつあった1970年から「悩み多き者よ」「斧を持て石を打つが如く」「君は英雄なんかじゃない」「とんでもない世の中だ」、そして吉田拓郎もカバーした「されど私の人生」というように時代を達観したかのような言葉を発してきた斉藤さんは当時「若き哲学者」と呼ばれていた。

CBS SONYに移籍してからの斉藤さんは、むしろ言葉以上にサウンド作りにこだわった。「ビートルズに影響を受けた」という斉藤さんの音....「今日から明日へ」「バイバイグッドサラバイ」「ねぇ君」「グッドタイムミュージック

これらの音楽を聞いていると、中期のビートルズのバンドサウンドにこだわったきらびやかな音作りが感じられる。同じ影響を受けた財津和夫の「魔法の黄色い靴」に匹敵するような名曲の数々、それが宝箱をひっくりかえしたようにある。その後ポニキャン時代に思いもかけず「今のキミ(糸井重里作詞、鈴木慶一作曲)」がヒットしてしまうわけだけど、URCやSONY時代の斉藤さんの音も、もっと評価されていいんじゃないかと思う。逆に後追いで斉藤さんの音楽を聞いてきたからこそ、評価できるんだと思う。
2006年に小田和正さんが「クリスマスの約束」で斉藤さんを引っ張り出したのもそれが理由だったのだろう。小田さんは斉藤さんのソングライティング能力を高く評価していたという。当時TVを見ていた僕は「よくぞ誘ってくれた」と喜んだものだ。

リハを見ただけで「もの凄いことになりそうだ」ということはよくわかった。
こっちも優雅にディナーを食べている心境ではなくなってしまった。
リハーサル終了後、リュウちゃんとコンビニでおにぎりを買い、七里ガ浜の砂浜で一息。
「緊張しているでしょう」
「いやぁ~緊張しますね、これは」
置かれている状況の凄さに面食らっている二人だった。
そんな中でリュウちゃんが言っていたのは「まつざきさんはこちらに合わせてきてくれる」という言葉だった。
自分のペースで歌いつづけないで、ギタープレイに合わせてくるというのだ。

本番は19時前から始まった。

まずは斉藤さんのステージ。

今年でデビュー40周年のツアー中の斉藤さん。
1,「斜陽」(1980)
2,「セレナーデ」(1979)
3,「まさこ」(1975)
4,「長屋の路地に」(高田渡カバー)
5.「イエージの詩」(吉田拓郎カバー)
6.「くよくよするなよ(Don’t Think Twice It’s All Right)」(Bob Dylanの日本語カバー)
7.「朝の雨(Early Morning Rain)」(Ian & Sylviaの日本語カバー)
8.「グットタイム・ミュージック」(1974)

途中にツーフィンガー、スリーフィンガーの話や、「クリスマスの約束」に出演した時のエピソードなどをはさみながらの40分のステージだった。もっとオリジナルを聞きたかったけど個人的には「まさこ」「グットタイム・ミュージック」を生で見れたのが嬉しかった。斉藤さんの初期ディラン風のフィンガリングとハイトーンの声が良かった。決して斉藤さんは「今のキミ」に「記号」としてクレジットされているだけの斉藤さんじゃない。聞けば聞くほどそう思う。
また斉藤さんのライブに行ってみたいと思った。

お次はまつざきさん。ギターはリュウちゃん。

1,「Sake」(2006年、松崎英樹名義のデビュー曲)
2,「横浜ロンリー」(2008。リュウちゃんコーラス)
3,「初恋」(ふきのとうのカバー)
4,「君すむ街」(2008。リュウちゃんコーラス)
5,「鎌倉残照」(2006/2008。2番はリュウちゃんがボーカル)
6,「夜泣き鳥」(2009。リュウちゃんコーラス)
7,「神田川」(かぐや姫のカバー)
8.「6月のジルバ」(2009。リュウちゃんコーラス)

まつざきさん、普段はオケで歌うところしか見たことがなかっただけど、ギター弾き語りとの組み合わせがとても新鮮だった。まつざきさんにとっても新境地だったと思うけど、まつざきさんの歌の良さや楽曲の味がとてもよく出ていたと思う。ひとつのわかりやすい「記号」として僕はまつざきさんを「演歌歌手」と呼んでいるけど、過去には「むしろニューミュージック歌謡だ」と言っていたこともある。そういう枠におさまらない方なんだということを言いたかったからだ。今日はそういう想いが具現化していた。素晴らしいステージだった。ファンの方々も同じ意見だったと思う。

そしてリュウちゃんのソロが続く。

1,「祈り」(長渕剛)
リュウちゃん、ソロボーカルがあったり、コーラスがあったりと大活躍だった。とりわけ「6月のジルバ」のギターアレンジは歌いやすいような工夫だらけで本当に大変だったと思う。
短い準備期間、プロ活動されている御大と共演するというプレッシャー、そして周囲がほとんどまつざきさんと斉藤さんのファンという物凄いプレッシャー、そんな中でこれだけのいいプレイと歌唱を見せたこと、そう誰にも真似できるものじゃない。頭が下がった。20年以上のステージ経験があったからこそ、このステージに到ったのだと思う。

そして最後には何と斉藤哲夫さん、まつざきさん、リュウちゃんのステージだ。

1.「オー・スザンナ」(フォスターの名曲を斉藤さんが”Get Back”風にアレンジ)
2,「今のキミはピカピカに光って」(1980 ご存知斉藤さんの代表曲)
3,「空に星があるように」(荒木一郎カバー、斉藤さんが「まつざきさんにどうしても歌わせたい」ということで選曲)
4,「なごり雪」(イルカのカバー)
そしてアンコール。
5.「オー・スザンナ」

いやぁ、濃いライブだった。そして素晴らしいライブだった。
「”今のキミ”の斉藤哲夫」という記号では計れない斉藤さん、「演歌」の記号では計れないまつざきさんの組み合わせはスリリングだった。
また、斉藤さん、まつざきさん、リュウちゃんの3人がお互いにお互いを立てあってプレイしあうミュージシャンシップは気持ちがよかった。

さて、今回のライブだけど、お客さんの誰よりも楽しんでいたのは、カメラ撮影をしていた僕だと自信をもって言える。

なぜなら、この3人の音楽すべて接してきたのは、あの会場では間違いなく僕だけだからだ。

斉藤哲夫公式WEB
斉藤哲夫ウィキ
mixi 斉藤哲夫コミュ
まつざき幸介公式WEB
まつざき幸介ウィキ
ヌッキー@リュウ(The Pepperland)blog

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