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管理人のたわごと
Amazonから志村喬
- 2012-05-18 (金)
- 管理人のたわごと
GWに兵庫県朝来市の「志村喬記念館」に行ったことから、我が家では昭和の名優志村喬ブームが再燃している。


(志村喬記念館)
一回目のブームは1990年代。
夫婦して黒澤明映画にハマっていた時期だったし、当時は京都の太秦で暮らしていた。ここは志村喬も住んでいた街だった。
夫婦そろって彼には「俳優の中の俳優」「神」という認識があった。
しかもこの人、母方の祖父さんにどこか似ているところがある....
これさえあれば怖いものなどない。兵庫県の朝来だって行くったら行くよ。

(「野良犬(1949)」の志村喬と三船敏郎)

(「生きる(1952)」の志村喬)
ただし、黒澤映画なんて見たこともない娘たちにはチンプンカンプンだったに違いない。
このタラコ唇のオッサンのどこが良くて兵庫県まで行く必要があったのかは、いずれ映画を見るようになったらわかるだろう。
そんなわけで、唯一の伝記「男ありて -志村喬の世界-(澤地久枝著)」を読みたくなった。
15年も前に太秦の図書館で借りて、夫婦で回し読みをした本だ。
アマゾンで調べたら、古本の出品があったので早速注文した。
本日それが届いた。
ところが開封した瞬間に驚いた。

おいおい、僕は「ゴーマニズム宣言」なんて注文した覚えはないぞ。

ん~なになに「間に合わせですいません、もったいなくて(貧乏含む)」と書いてある。

そして中には注文の本が.....
つまり「ゴーマニズム宣言」のハードカバーを再利用した梱包材だった、というわけ。
注文した本のタイトルじゃないけど、出品者の「男気」に感じ入った。
そして近年の流行だった「ゴーマニズム」という思想を、いともたやすく打ち破った志村喬の普遍性に改めて恐れ入ったのである。
戦友
- 2012-05-16 (水)
- 管理人のたわごと
M君「もうホント、これはダメだと何度思ったかわかりませんよ」
僕「俺も俺も。何度死にかけたかわからないよ~。よくお互い生きていたね~」
大阪の堺市郊外にある駅、そこの本屋さんでM君と再会した。
なんだか、彼の元気な顔を見るだけでジーンときた。
実に12年ぶりの再会だった。
食品会社の営業をやめ、京都太秦でCDショップの雇われ店長をしていたのは1990年代の後半だった。
M君の勤務している書店が隣にオープンした。
関西では何店舗も展開しているお店だ。
年齢が4つか5つ差と近かったこともあって、よく仕事の合間にお互いの店を行き来して、世間話...いや、情報を交換しあった。
万引きがあらわれれば、どちらも商店街をダッシュしたし、
どちらも仕入に悩み、在庫管理に悩み、売りの工夫をあれこれ考えながら、スタッフを管理していた。
週休1日半、勤務時間12時間(あっ、これは僕の勤務形態ね)、あるいはそれに近い怒涛の日々をかいくぐった仲だった。
残念ながら数年でその書店は閉鎖され、彼は本店へと戻った。
ほどなくして僕もCDショップを辞めて関東へ戻ってきたから、それ以来、彼とは会っていない。
それからの道のりは、そりゃあもう、よく生き伸びているよなぁ、と思うことばかりだった。
何度「こりゃあもうダメだ」と思ったかわからない。
1年ほど前、名刺を整理していたら、彼の名刺が出てきた。
「懐かしいな、今どうしているのだろう?」
ダメモトで書店の本部に電話をかけたら、
「今、堺の○○店におります」と教えてくれた。
早速、そのお店に連絡を取ってみた。
電話の向こうには彼がいた。彼は相変わらず元気だった。
GWに、奈良県の吉野から河内長野へ抜ける機会があった。
義父母が「河内長野の観心寺へ行ってみたい」と言ったのだ。
そこからは堺市まで一直線だ。
「M君に会えるかもしれない」と思った。
もしその日、彼がお店にいなかったら、それはそれで運命だ。
幸運にも彼はお店にいた。
「いてくれて、よかったよ」と言ったら、
「こちらこそ、思い出してくれただけでも嬉しいですよ」と言ってくれた。
「そりゃあ、あの商店街の戦友だからね」と僕は言った。
なぜか「戦友」という言葉が浮かんだ。
大袈裟なような気もするし、あの修羅場ではまさにそうだった気もする。
とにかく二人とも元気に仕事をしていて、こうやって再会できたことが嬉しかった。
田中ガスの風呂マネキン at 国道9号線
- 2012-05-10 (木)
- 管理人のたわごと









【田中ガスのマネキンについて】
最初この親子を見たのは雑誌「宝島」のヘンな画像の投稿コーナー「VOW」だった。
今でいう「ジワジワ来る○○」みたいなものだ。1980年代の後半のことだから、僕はまだ大学生だった。
1993年に京都へ転勤となり、右京区の西京極で暮らし始めた。
ある日、ぶらっとサインクリングをしていて、唐突にこの親子に再会...いや遭遇した。
この時の衝撃といったら、なかった。
国道9号線沿いで風呂に入り続ける親子....何かを主張しているわけではない。
ガス設備店の店頭で、ガス風呂に入り、排気ガスを浴びながら笑顔を振りまき続ける親子。
ここから2kmほど離れた場所で育ったカミさんは、こう言っている。
「ここのマネキン、私が小学生の頃(1980年頃?)からあるよ。もっともマネキンは新しいものになっているけど」
この近隣の住民は、家の風呂釜が故障したら「あのマネキンの店」へ行くに違いない。
途轍もなく長期的かつ効果的にシンボライズされた「何か」だと思った。
もしかしたらウチのマイクで歌っているロボットという発想は、このあたりからきたのかもしれない。
以来、桂にある家内の実家に帰る度に、国道9号でこの親子を見てきた。
親子を見ると「自分は今、京都に帰ってきたんだなぁ」と実感する。
そんな時は、僕の脳内で「京都=マネキン」という奇妙な公式が成立している。
京都には僕自身も8年住んでいたけど、常に「ワンダーランド」だと思っていた。
このマネキンもそんな京都ワンダーランドを彩る道端の風景だ。
いつかこの親子をキチンと撮影しておきたいと思っていた。
ラッキーなことに、そのチャンスが巡ってきた。
親子から50mほど離れた場所に、
旅先では欠かせないコインランドリーを発見したのだ。
そこで待ち時間を利用して様々な角度から撮影してみた。
ふとライブステージを撮影する感覚でシャッターを押している自分に気付いた。
そう、この親子にとっては毎日がライブ・パフォーマンスなのだ。
追記:Google Mapのストリートビューにもしっかり写ってら。
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