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7月, 2008

某ライブ at 某

“Acoustic Style 2008 (以下AS2008と略す)”の2次会の席上、リュウちゃんと「最近、年のせいか”あれ”とか”これ”とか、指示語で離すことが増えたよね」という笑い話をしていた。
「例の”あれ”どうなった?」
「”あれ”が多分”こう”なって”ああ”なるから大丈夫でしょう」みたいにね。

それじゃあ、これはどうだ?

AS2008の翌28日は、都内某所で行われた「某」が「Vo」を担当している「某」のライブへと行ってきた。

何でこんなに「某」づくしかって言うと、「某」のバンドはいわゆる「V系(ビジュアル系)」。プライベートは一切秘密だ。普段の素顔、普段の生活、普段どこで「Vo」を習っているかなんて誰も知らないし、知られちゃいけない。そうデビルマンなのだ。

だから一切このblogではその一切を書けない。

同行者はhitomiセンセ、昨日のギターのF君、そして昨日のしょっぱなに登場した”あき”ちゃんの3名。
10代1名、20代2名、40代1名という年齢構成。
というどこから見ても人間関係不詳のご一行なので、仮にその人物設定をこうしてみた。

「娘がビジュアル系のライブに行くので、心配したお父さんが一緒に付いていった」

もちろん、音楽好きのお父さんは「ビジュアル系」のバンドのライブなんて初体験だ。逆にこれを見てしまえば、他に見てないジャンルはないぞぐらいの意気込みで(実際には結構ある)参加している。
娘は初めてのビジュアル系バンドのライブ体験にドキドキワクワクだ。
それじゃあ後の20代2名は何かって言うと「田舎から上京してきた従兄弟たち」ってことにしておこう。
いきなり東京の核(コア)な文化にドキドキワクワクってことに....

そんなわけで、前夜ににわかに結成された親戚ご一行は、一路都内某所へと向かった。
平日ということもあり、都内は大渋滞、うる覚えの記憶だけで何とかたどり着く。

ライブ会場へ行って驚いたのは、観客が全て10代の女子高生だったということ。
観客をかきわけて会場の中央に行ってみたけど、場違いなことはなはだしい。

こういう時は心の中でこう思うしかない。
「君たちは”なんだコイツ”と思っているだろうけど….俺はこれでも君たちが幼稚園~小学生ぐらいの時、仕事がらPIERROTもDir en greyもDIE IN CRIESもPENICILLINもMALICE MIZERもLa’cryma ChristiもFANATIC◇CRISISもJanne Da Arcも陰陽座もCASCADEも聞いてきたんだぜ。ただその違いがサッパリわからなかったけどね」。

やがて「某」のステージが始まった。
「Vo」を担当する「某」は、完全にステージを支配し、ファンの女の子を挑発する。
普段教室で見る「某」もカッコいいが、ここでの「某」は全く別の次元の高みにいる存在だった。
サウンド的にはマイナーコードの多いハードロック、ビジュアルはビジュアル系、そしてしぐさにはパンク・ロックの匂いもした。これはどのバンドにも言えるのだろう。

僕がサウンドをうんぬん言うよりも、”あき”ちゃんの評価の方がが的確だ。
「メロディアスでありながら、シャウトするワイルドさもあって、そこが良かった」
“あき”ちゃんはたちまちファンになってしまった。

もうひとつ言うと、ファンの女の子たちが興味深かった。僕が想像していたのは、ゴシック・ロリータみたいなファッションに身を包んだ怖い化粧の女の子たちだったのだが、意外や意外、そういう子はあまりいなくて、みんな普通の私服の女の子だった。中には学校の制服の子もいたぐらいだ。

そういう子たちが、バンドの演奏にあわせて、様々な動きをする。
髪を振り乱すしぐさ、手を上に挙げて洗濯物を物干し竿にかけるようなしぐさ、拳をつきあげるしぐさ、ステージ前の柵の上に半身を乗り出して「さかあがり」寸前まで体をゆらすしぐさ.....みんな曲のどの部分でやるかが決まっている。しかも余計な動きがない。演奏中ずっと体をゆらしてリズムを刻んでいるよりも、こっちの方が余程疲れないだろうなと、そんなことを思った。あと、不思議なことに、彼女たちは曲が終わっても、一切拍手をしなかった。これがこの世界の掟らしい。

ステージ終了後、会場の外で「某」と立ち話をする。
“あき”ちゃんはサインまで貰って大喜びだった。

お父さんとしては、たまにはこんな子供へのサービスもいいだろう。

さて「某」ばかりで何も書けなかった今日のblogだが、これだけは事実だ。

この日の夕焼けは、今まで見たこともないぐらい、美しかった。

Acoustic Style 2008

思ったことや感じたことを、最後の挨拶で言ってしまったんで、いまさら書くのもなんだけど....

今回の”Acoustic Styke 2008″は、過去3回の”Acoustic Style”の中でも、最も素敵な感動があったと思います。

参加された皆さんが持っている様々な想いが、とてもいい形で化学反応を起こしていた。そんな風に考えるのです。

悲しいこと、嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと.....日々僕らは様々な感情を持って暮らしているわけですが.....

それぞれの出演者がそうした想いのうち、今の自分にとって一番大きなもの、大切なもの、そういったものを歌あるいは演奏の形でぶつけてくれた、そんな印象を持ったのです。

「歌ってなんだろう?音楽って何だろう?」そう考えた時に、僕たちはその最もプリミティブな形をイメージしてみると思います。

そういったものは、もともと人間の様々な感情のほとばしりから生まれてきて、それで形を成すんですよね。

そうした感情が自然なものであればあるほど、相手の心にストレートに伝わるのだと思います。

今回、そういうものを引き出せたというのは、イベント開催人として冥利に尽きるところです。

今回、個人的に特に印象に残った出来事があります。
いつも教室では無口で大人しいM君....参加された皆さんはおわかりだと思いますが、打ち上げの席で彼にひと言「お疲れさん!」と声をかけたら、今まで見たこともないような笑顔でニコリと笑ってくれたんです。

M君にとってはこれが自分の曲を公開する初めての機会でした。
彼はその反響の大きさにとまどいながらも、やがてその喜びはどんどん大きなものへとなってゆくでしょう。それが自信につながってゆくことを祈ってやみません。そして、それはこのステージに出たすべての人に言えることだと思います。

それと敢えてピアノ演奏に挑戦してくれたMちゃん(おお、両方ともMだ!)にも、「よくぞやってくれた!」と言いたいです。

「ボーカル教室」のLIVEだからと言って、必ずしも歌う必要はないわけで、例えば前回のLIVEの募集要項でも、「詩の朗読、絵の展示なんでもアリ」みたいなことを書いたと思います。僕はこの場所って歌を習う場所ではありますが、様々な表現の場所であっていいと思うんですよ。そしてその表現、それを人に伝える喜びは、必ず歌にも返ってくると思うんです。

以上で僕の感想は終わりますが、最後に、このイベントで手助けをして頂いた多くの方々にお礼を申し上げます。

今回、過去のAcousticの中で最高の音が作れたと思いませんか?これはPAをかって出て下さったヌッキー@リュウちゃんのお陰です。楽器とボーカルがハッキリと分離して、両方ともクリアに聞こえる。しかも、わずかに音にリヴァーブもかけて下さって、とても歌い易い、聞きやすい環境を作ってくれました。今回の成功はリュウちゃんの協力なくしてはありませんでした。

マサトシさんは僕が2カメ撮影中にはビデオの撮影を代わってくれました。
さぉちゃんは僕のカメラの撮影係でした。
目に見えないところで色々と手伝いしてくださった生徒の皆さんにもお礼申し上げます。
毎回大騒ぎでご迷惑をかけているBlue Moonの方々にもお礼申し上げます。

そしてとても大切なこと....ギターを担当してくれたF君とピアノを担当してくれた山中麻衣子さんにも、お礼を言わなければなりません。

F君はこの日のためにギターを抱えて教室に日参しては、大変な量の練習をしてくれました。「前回ギターは3曲しかなかったから(これは事実。チャーリーさんは3曲を演奏するために宇都宮からやってきた)、今回もそんな多くないと思うよ」という当初の僕の説明に反して10曲も演奏する羽目に.....またこの僕にいいように使われて、前日にはBlue Moonの荷物の搬入も手伝ってくれました。彼の誠実な姿勢には深く感謝しています。

山中さんは、あわただしいスケジュールの中、クラシックの優しさにポップ感覚を織り交ぜた16曲のピアノプレイで我々を魅了してくれました。大変困難な課題を、よくぞクリアしてくださったと、そういう思いで胸が一杯です。

最後に....多くの感動を与えてくれた皆さんに謝謝多謝(ガコちゃん風)。

サニーデイ・サービス復活

倉橋ヨエコを失ったと思っていたら.....

本日、田中貴のblogで、
サニーデイ・サービスの8年ぶりの再結成が宣言された。

まずは、北海道の小樽市で開催されるRISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZOの8月16日のステージに出演するらしい。
くるり、ヨエコ以前、僕にとってJ-POPで最も大きかったグループが、まさかの再結成をする。

The Whoの再来日といい、サニデの再結成といい.....音楽の神ミューズは、ヨエコを失った心の隙間を大盤ぶるまいで埋めてくれようとしているようだ。

青春狂走曲(1995)

あじさい(1996)

サマーソルジャー(1996)

さよなら街の恋人たち(1998)

今日を生きよう(1998)

魔法(2000)

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