Pepperland Live at Lennon House

2008/6/26 木曜日

土曜だというのに首都高の浜崎橋JCT付近は大渋滞。
電光掲示板をみれば「芝公園ICで事故 所要25分」の表示が。
バカバカしいので芝浦ICで降りた。家族4人を乗せた車は、わずか30分足らずで新宿へと着いた。

18年以上活動してきたThe Losebeatに代わり、リュウちゃん(ヌッキー@リュウ)が新たに始動させた"Pepperland“のLive会場は、新宿の"Lennon House“。18時30分開演のつもりで現地へ行ったら、それは僕の勘違い、あと1時間あるとのこと。それならばと伊勢丹へ行って時間をつぶす。

新宿はたまに車で通るのだけど、実はこうやって歩くのは久しぶりだった。関西暮らしが長かったこともあって伊勢丹に行くのは何と18年ぶり。京都育ちの家族に至っては新宿をブラブラすること自体が初めてだったと思う。むかし、伊勢丹の隣のビルのB1にテイトムセンのレコード屋があったのを思い出す。ヘンな歌手のレコ発イベントに遭遇し、店内を流れる異様な音楽(「ぼく死にたくないよ~おとーちゃーん」と曲中で叫ぶ)に店員もお客も苦笑していたことやYoung RascalsのCDを買ったことを思い出した。

19時30分、Lennon Houseに戻ると、会場は超満員。「ぎゅうぎゅうで30名」という会場にはどうみても40名以上の観客が押し寄せており、通路まで座り込んで鑑賞する始末だった。我々のためにリュウちゃんが確保しておいてくれた席は最前列。子供が足をのばせばマイクスタンドを蹴り倒しそうな、そんな眼前だった。

今回は三部構成で1部は、女性Beatles Tribute Bandの"The Hips“が登場。今回娘2人とカミさんを連れてきたのも、実はこの「若くて綺麗な方々」のバンドを見せたかったから(別に40超えたオジサンのバンドを見せたかったわけではない)。

さてこの「若くて綺麗な方々」のHipsだけど、選曲が凄い。"Some Other Guy""Cry For A Shadow""Ain’t She Sweet"なんていうThe Losebeatのステージでも演奏されていた曲はともかくとして"Glad All Over""I’m Gonna Sit Right Down And Cry""Ooh! My soul"なんていうコアなファンしか知らないような曲が続く。Ringo担当のりっちぃさんのドラムスが滅茶苦茶上手くて、Paul担当むでおさんの"Long Tall Sally"のボーカルも凄かった。サムさん(John)とKAZU(George)さんはオリジナルに忠実なプレイを心がけていた。全員元プリプリのメンバーなんじゃないかと思ったぐらいチャーミングで演奏がしっかりしていた。ついでにビザールな衣装もムフフだった。

さてお次はPepperlandの登場。「歌っている途中でマイクスタンドを動かしちゃっていいからね」と次女に言ったら、本当に触ろうとするから怖い。そのぐらい眼前でのプレイだった。

ステージは"I’m A Loser"でスタート。気のせいかLosebeat時代に比べると、よりリュウちゃんのボーカルがブルージーになったような気がした...多分気のせいだろう。途中で何度かセットリスト(?)を床に落とすものだから、目の前にいた長女がその度に拾っていたようだ。長女は後で「知っている曲、多かったよ」と言っていたし、次女は大好きな"ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)"を演奏してくれたのが「嬉しかった」と言っていた。僕は"All My Living"の三連符リフを目の前でじっくり見れたのが嬉しかった。

Pepperland(ペパーランド)とはBeatlesのアニメーション映画"Yellow Submarine"に登場する楽園の名前。愛と平和と音楽に満ちた楽園....っていうぐらいだから後年Johnの理想とした掲げた世界そのものなんで、オイシイネーミングではある。よくもまあBeatlesのコピバン社会でこのバンドネームが残っていたなと思った。

スッチとはLosebeat以来ほぼ1年ぶりだったけど、相変らず歌う表情(横顔)やしぐさがPaulにそっくり。リュウ(John)とスッチ(Paul)というコンビは、BeatlesのTribute Bandではメインの顔ということになるのだけど、MCといい演奏といいボーカルといい、本当にいいコンビだと思う。

このLosebeatメンバーに加えて、Apple Beatのゲッチャ小池さんと、元Cats Walkの鈴木コージさんというスーパーバンド。小池さんのギターはオリジナルのコピーじゃなくて、足りない楽器までギターで補完してしまうんだけど、タッピング・プレイで"We Can Work It Out"のハーモニウム(オルガン)の代用をやってしまうのには「すげー」と思った。鈴木さんのドラムも恐ろしく上手かった。結成間もないPepperlandのサウンドをずっしりと安定させたものにしているのは、この人だろうと感じた。

ステージが終わったら22時を過ぎていた。外は雨から豪雨になりつつあった。リュウちゃん本人はともかくとして、リュウちゃんのギター(リッケンバッカーとエピフォン)だけでも横浜まで車に積んで帰ってあげようかと思っていた(むろん横浜で質屋さんを見つけて売り飛ばすためである)。

もの凄いLiIVE漬けだった今月も、ようやく小休止。来月は自分の出演、そして主催LIVEの方に力を入れようと思う。

追記:次回のPepperlandのLIVEは11月8日に横浜関内のLazy Bone。その間、リュウちゃんはヌッキー&JamesというアコスーテイックギターユニットでもLive活動をするとのこと。また、ヌッキー@リュウ単独では7/13「イマージュ磯子ストリートライブ(らびすた杉田2F)」の出演が決定。それと別に7/27「Acoustic Style 2008(金沢文庫Blue Moon)」にも出演してくれる。ここではBeatlesに拘らずに自分の好きな曲を歌ってくれることだろう。