同窓会、演劇、そしてニャンコイズムVol.1

【7/24 同窓会】
こんな管理人のことだから、大学でも音楽サークルに入っていたと思われる方も多いでしょうけど、何と「古都研究会」という渋いサークルにいたのです。
当時の在籍人数は100名、今では創設から46年の歴史を誇る名門サークルとなりました。
いや、単なる酒飲みのサークルだったという説もありますが、「庭園」「考古」「仏像」「建築」「文化」という5つの分化会に分かれてちゃんと勉強会を行っていました。そして年2回は京都奈良へ合宿していたのです。

同期の連中(ペルシャ書道の羊子さんもその一人)とは、ほぼ毎年毎年(今年なんて毎月)飲んだり遊びにいったりしていたのですが、縦のつながりといえば皆無に近かったのです。ところが今年の5月にひょんなことからひとつ上の先輩(大手出版社の社長さんです)と飲む機会がありまして、そんな中で「卒業から20年ぶりにOB会をやろう」ということになったのです。

ホテルのレセプションルームでの堅苦しいOB会にはしたくない。むしろ各代の同期同士で呼びかけあって、自然と集まってくるような会にしたいと、僕も先輩も考えました。ということで、学生時代からおなじみの居酒屋「酔の助」を借りることにしました。
その結果がこれです。

僕は21代なんですが、19代から24代まで総勢25名が集まってのどんちゃん騒ぎとなりました。静岡や青森から来てくれた方や、知らない先輩も多い中で24代を代表して来てくれた2名の参加が嬉しかったです。

いやぁ楽しかったなぁ。
20年ぶりに再会した先輩や後輩ばかりでした。皆さん確かに外見は年齢を重ねましたが、ノリはぜんぜんかわっていませんでした。というよりか普段社会の中にいる「自分」から、本来の自分に戻ったのかもしれません。だからこそ仲間なんでしょうね。

我々の世代というのは空前のバブル景気の中で学生時代を謳歌したにもかかわらず、就職してからは困難な道を歩いてきた人ばかりです。倒産の憂き目にあった方は何人もいらっしゃるし、言葉に言い表せない辛酸を味わった人も多いです。中には仕事の苦労がたたって倒れてしまい、今なお重病で入院中の先輩もいらっしゃいます。
そんな中をかいくぐってこうやって笑いながら再会できたことが何よりでした。

色々な人生訓が氾濫している世の中ですが、欲を出したらきりがありません。生きていて、仕事があって、収入があって....こうやって元気に会えること、それが何よりだと思います。それを再発見できる機会でした。

また来年もやろうと思います。

【7/25 横浜市中学校演劇発表会】
「観音崎」でおなじみの長女は中学校2年生。そして演劇部にいます。
7月25日(日)は、娘の演劇の発表会と自分のライブとがぶつかってしまいました。考えてみれば数年前にも娘たちののピアノの発表会と、スクールのライブとがぶつかってしまったことがあります。

そんな娘ですが、絶対自分の演劇を家族に見せようとしません。今回も「絶対に来るな!」と言われていました。どこでやるのか、何時からやるのかも教えてくれませんでした。だったらインターネットで情報を収集するしかない、ということで調べてみたら、ラッキーなことにリハーサルともぶつからない昼の時間帯でした。二日間にわたって11の中学校の演劇がコンクール形式で上演されるようです。それならばと、次女を連れてコッソリ見にゆきました。

娘が演劇部でどんなことをやっているのかなんて知らなかったし、演技力なんて全然想像もつかなかったのです。
先日「髪が長くてうっとおしいから切ったら?」と言ったら、「演劇が終わるまでは切れない」と言っていたので、「お~お~役作りしゃちゃっているよ」と思ったぐらいです。親としては「あいつ演技できるのだろうか?」とか「セリフとちらないだろうか?」とかハラハラしながら見たのですが、ちゃんと感情を込めて演技していました。自分の知らない娘の姿を見たことに驚きましたが、こういう「発見」は今後どんどん増えてゆくのでしょうね。

約1時間の舞台でした。ビデオのバッテリーの充電をし忘れていて、撮影は5分もできませんでした。自分のことになるとてんでダメですね(笑)。娘に会うと何を言われるかわからないので、演技終了後は逃げ出すように会場を去りました。
でも、いい演劇だったと思います。特に3年生の人たちの演技もそうですが演出力が素晴らしいと思いました。

コンクールの結果は.....僕のライブが終了した夜10時すぎ、娘からカミさんへメールが来ました。
「優勝したよ!」。
これには仰天しました。何と最優秀賞を受賞したというのです。
およそ「優勝」とか「1位」とかに縁のない家族だったからです。驚いて電話した中で次女が「実は見に行っていたこと」を言ってしまったのですが、特に何も言われなかったそうです。そりゃあ優勝するような演劇だったら、逆に家族を呼ばなかったこと後悔するでしょうからね。

これが自分への自信につながってくれればいいな、と思うとともに、来年は「昨年優秀賞を受賞した」というプレッシャーの中で、長女たちは3年生として部を引っ張ってゆくことになるわけですが、これもまたいい経験になるんじゃないでしょうか。

【7/25 ニャンコイズム Vol.1】
お次はようやく自分の番。
ニャンコ先生の企画で宇宙人8823とCdarsがジョイントしたライブイベントをやろうという話があったのが5月ぐらいだったと思います。イベントタイトルを「ニャンコイズム・ナイト Vol.1」と命名したのは実は僕でした。
会場はおなじみ新杉田のレストラン「パレ・ド・バルブ」。美味しい食事を食べながらのライブだったのですが、予想を超過した54名という満員状態でのライブでした。

Forever

Nonちゃんのアカペラグループに、何と今回はマエちゃん&とーるさんが参加!
素敵な「ランナウェイ」を聞かせてくれました。

宇宙人8823

数年にわたる「海底人」生活から「宇宙人」に昇格....いや解脱したバンド。
場所柄「大音響は控える」という約束だったのに、いきなり掟破りの大音響で始まった。
Led ZeppelinとBlue Haertsと椎名林檎というモロにストライクゾーンの選曲、
そしてメキシコ風ヒロさんのカッコいいボーカル、ニャンコ先生のユニオンジャックのTシャツ、椎名林檎の看護婦さんもストライクゾーンでした。

ヌッキー@リュウ

2週連続で対バン、3週連続でステージを見ることになるという、ほとんど「二丁目」と疑われても仕方のない関係になってしまったリュウちゃん。自分で「アウェイだ」と連発しながら、あっという間にMCと音楽の力で会場を巻き込んでしまいました。今回は12弦ギターを持ち込んでアルペジオのプレイをするんだけど、6弦でも難しいアルペジオの安定感には驚かされました。

C’dars

今やお茶の間のバンドとして、老若男女に愛されるというキャラになってしまったC’dars。
それじゃあいかん....というのが理由かどうかは知らないけど、何と今回はPink Floydの「The Great Gig In The Sky」に挑戦。バルブにピアノがあることをいいことに、この日はじめてツインキーボードに挑戦しました。

そのキースエマーソン的な配置には満足。なお、ピアノは50年ものと思われます。
“The Great Gig in The Sky"
“Every Breath You Take"
“ああ無情"
“Joy To The World"
“ありがとう"
“Smoke on The Water~Highway Star"
“このまま二人"
“JUMP"
“20th Century Boy"
自分のプレイは不満だらけ。もっと精進します。

結局僕のカミさんも2次会まで参加したのだけど、カミさんときたらグデングデンに酔っ払って「下山事件は絶対他殺よぉ~」とかわけのわからないことまで主張する始末でした。ご迷惑をおかけしたんではないかと(笑)。
まあいいでしょう。こんな楽しくて濃い2日間は滅多にないものですから。
おいで頂いた皆様、本当にありがとうございました。

さていよいよ来週8月1日はAcoustic Style 2010 at 横須賀Angeloです。
このまま勢いでゆくぞぉ~。