3度目の交通事故の話

(教室は27日から春休みだったんですが。この「上大岡的音楽生活」はWordpressのバージョンアップのミスでメルトダウン状態となりました。ほぼ復旧したのが先ほどだったんですが、そんな中でゆきます。)

3月28日(月)の夜11時すぎぐらいのことです。
仕事を終えてから、宮内さんのお店へ挨拶に行こうと思い、屏風ケ浦の交差点を杉田方面への右折レーンにいたんですよ。もちろんいつもの原付です。

停止状態でウィンカーだけカッチンカッチン。

そしたらいきなり後からゴツンと衝撃を食らって、勢いで原付ごと左に倒れました。つまり後方から来た車にぶつけられたんですね。

後で、相手は「信号停止している時にブレーキを離してしまった」と言っていました。
まあありがちなことですね。

ご心配なきように先に言っておきますが、外傷も出血もありません。
ただ、いきなり背中から「ワッ」てやられたらびっくりするじゃないですか。この時はそのスペシャルバージョンでして、完全なビックリ状態になってしまいました。
つまり、その場からほとんど動けなくなってしまったんです。腰もなんだか痛いですし、直後に右の前頭葉あたりがズキンズキン痛くなったのは事実です。

運転手の女性が出てきて「大丈夫?」ってなぜかタメ口でした。
体が動かないもんですから「救急車呼びましょうか?」には「うんうん」と言うしかありません。

這って歩いたかどうしたか覚えていないんですが、道路の中央にいるのはヤバいので、交差点脇まで移動して縁石に座り込んでいると、すぐに警察官がやってきたんです。
事故からわずか3分足らずだったと思います。
いくらなんでも日本の警察は早すぎるなぁ~と思いつつ、そのことを言うと、
「いえ、今そこをパトロールしていたとこだったんです」。

自宅の電話番号を尋ねられたんですが、ショックでどうしても思い出せない。
まだビックリ症状が続いているんですね。iPhoneを操作して「メモって下さい」と渡し、その後自宅に電話して「また車にやられた」と連絡しました。

やがて救急車がやってきました。

救急車に乗る前に警察官から「バイクは道路脇において置きますから、後で取りにきてください」と言われました。

ご存知の方も多いと思いますが、この交差点の脇には「ウダウダカフェ(uda uda cafe)」があります。私は26日も番長主催のライブイベントでも行っていたぐらいです。

ですから「だったら反対側の角2軒目に「ウダウダカフェ」っていうのがあるので、その前に置かせてもらって下さい。ウダさんという人がいて知り合いなんです。私の名前言えばわかります。ウダウダカフェのウダさんです」とウダウダお願いしました。
後で聞いたら、もう閉店後だったので、お店の前に置くことはできませんでしたが、ウダさんもこんな時にこんな状況で警察官との会話でネタになっているとは思ってもみなかったことでしょう。

まあそんなわけで救急車に乗っているうちに、だんだん頭の中が正気になってきました。
落ち着いて救急車の中を眺めると、さすがは事故直後の応急処置をする車だけあります。あれやこれやと救急設備が充実していて、とても一台の車とは思えませんでした。後方のブラインドカーテンが自動で開閉することも、この時に知りました。自宅に一台あったら、楽しいでしょうね。

実は昔から一度でいいから救急車に乗ってみたかったんです。2005年に乗った際は意識不明の重体だったので、奇しくも今回が初めて意識アリで乗ったわけです。

「3度目の事故がこれですんでラッキーだった」とも思いました。
というのも、僕は今まで1972年(小学校二年生)と2005年という具合に、二回も車にぶつけられているんです。
以後「二度あることは三度ある」とか「三度目の正直」なんて考えてきたわけですから。

それと、この3月っていうのは、何て激動の一ヶ月なんだろう。と思いました。
地震発生以来アドレナリン全開でつっ走っているような気がします。
地震に起因して発生した問題をバキバキなぎ倒して進み、関係ない問題までバキバキなぎ倒す。車なんかぶつかってきてもヘッチャラでつっ走っているような妙な感覚です。自分の人生の中でも、こんなに濃い一ヶ月は珍しいんじゃないかと思います。

そうこうしているうちに、担ぎ込まれたのは磯子中央病院でした。
目と鼻の先だと思っていたんですが、ずい分走るなぁ~と思っていたら、あの病院は移転していたんですね。立派になっていました。

そこで恒例のレントゲンとかCTスキャンとか色々なことをやって、「特ニ中身ハ異常ナシ」ということでホッとしました。

落ち着いてくるとポケットのiPhoneに気づきました。
Twitterで「事故なう」をやろうと思いましたが、わずか4文字で周囲の人にご心配をかけてはいけないと思い、今ブームの「自粛」をしました。
第一、自分が本当に無事なのかそうでないのかもまだわかりませんしね。
つまりTwitterでもつぶやいていけないことってあるわけです。

カミさんが車で迎えに来てくれました。
「人生で3回も交通事故にあう人は珍しい」と、カミさんに呆れられました。

翌日には現場にバイクを取りにいって出勤しているぐらいですから、どうやら体は大丈夫のようです。
前頭葉の痛みもありません。普段と違う場所の微細な腰痛と肩痛がやや気になります。
バイクはバイク屋さんにも見てもらったんですが、どうもフレームが曲がってしまったようです。