Paulとか広島のtaiさんご夫婦とか

(一か月近くもblogを休んで何をしていたか?と言えば、結構な量の音楽を聞きまくっていた管理人です)

さて、ポール・マッカトニーの国立競技場公演は、本人の体調不良で両日(18・19日)とも中止となってしまいました。
そんな18日のこと、広島のtaiさんご夫婦….5年ほど前に「広島拾遺(1) taiさんの家」という記事に書いたことがります….が19日の公演を見るために上京してきたので、竜ちゃんの呼びかけてで皆さんで集まりました。場所はおなじみの「西横浜Bar EL Puente」。

ヌッキー&James
ヌッキー&Jamesのライブがあり、taiさんの誕生日のお祝いもあり、出席者の多くが19日の公演に行くということで「前夜祭」の意味あいもあるイベントでした。

そしてtaiさんご夫婦の横浜での初ステージ。
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普段は広島で老人ホームなどを慰問されているお二人、
ご主人曰く「童謡みたいな幼稚な曲しかできません、はい」とのことだったけど、始まった瞬間に驚きました。
いいんだ、これが。このユニットが素晴らしい!

なぜ素晴らしいのかを説明するのは難しいし、うまく自分には表現できません。
「良い」という意味は、決してテクニック的な意味ではありません(taiさんの歌は歌心に溢れていて、声も素敵です)。
きっとお二人の音楽には、お二人の「人生」というものが、しっかり出ているのです。辛いこと、楽しいこと….そういう沢山のことが音楽に出てきているから、誰の真似でもない二人の音楽になっているのです。しかもそれが美しくてささやかで…..見ていて熱いものがこみあげて来ました。直感的に「これが音楽だ」って思ったのです。
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さてさて、誕生日のお祝いのケーキには「☆Paul来日記念☆きっとまたある!」というメッセージが書いてあったのですが…..
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これが翌日には別の意味で当たってしまいました。
ポールは19日もまた「ウィルス性炎症」ということで、コンサートは中止となってしまったのです。
誰もが色々な「想い」で全国から集まってきたのに(都心のビジネスホテルは満杯だったらしい)、残念なことになってしまいました。

僕は今回の公演は行く予定はなかったから、当てが外れるということはなかったし、やりきれない気持ちにもならずには済みました。
だけど、これは言えます。
おかげでtaiさんご夫婦のステージを生で見れたこと、これは僕にとってはとても貴重で素晴らしい経験でした。
「音楽とは何か?」という原点に戻るということ、これが今の自分にとって、どれだけ大切かわからないからです。