The Rolly at 下北沢Daisy Bar

忘れやすいので備忘録的メモを兼ねて出会ったミュージシャンのことも書く。
The Rollyが「バンド内人事異動」のため、現行のラインナップでは最後のライブになるという話を聞いて、下北沢まで行ってきた。

下北沢ではClub251でイベントを行ったこともあるしBasement BarやBreathならば知っている。だけどDausy Barは初めてだった。
ところが行ってびっくり。ここでは自分の好きなバンド...andymoriとクリープハイプが常連で出演していた(あるいはしている)らしい。もちろん小山田壮平も尾崎世界観もソロ出演しているようだ。andymoriと同様に解散しちゃった「ひらくドア」も出演していた模様。
いつもCDばっかり聞いているので、そういうハコだったとは知らなかったです。いかんなぁ~もっとナマで見にゆかなきゃと反省しています。

逆に言えばこれって「期待できるハコ」ということだ。そこに出演するようになったThe Rollyは凄いっ!とそれが単純に嬉しかった。
INK PUNX
Band twitter
Youtube
INK PUNX
最後の2曲で入ったのだけど何このガレージ系の音、ギターカッティングのリフのカッコよさ、アベフトシじゃん。
ストレートに起承転結が詰め込まれている。思わず物販でCDを買ってしまいました。

僕が一眼レフで彼らを撮影していると、ライブ後に若いお兄さんがやってきて尋ねられた。
「プロのカメラマンの方ですか?」
とんでもない!こちとら「絞り」「シャッタースピード」「ISO」の意味も満足にわからずに、ただただやみくもに撮影しているだけです。
だから、そんな風に説明したら、彼はこう言った。
「僕はこういうライブを撮影したり動画を編集するプロを目指しているんですよ」
それは応援したいなぁ~。でもアドバイスなんかとてもできる立場じゃないから、人と違った視点から撮影すると面白いですよPAの裏側からとかね。という話をさせて頂いた。

The Rolly
Band Twitter
・vo.gt.織裳陵平
・gt.尾身光
・ba.小林遼太
・dr.小林隼太
Soundcloud
The Rolly
(The Rolly)
記念に記録しておこうと三脚とビデオカメラを持ち込んで撮影したのでYoutubeにUPしてみた。
音声を録るのにガンマイクを使用しているので、ヘッドホンで聞いても迫力があると思う。
彼らの音楽を一言で言えば「青春の芳醇な抒情性」。芳醇だからまだまだ色々なものが出てきそう。抒情的だから心に刺さってくる。

(憧れだった)
「青春じゃないか」という言葉がよく似合う作品。誰でもこんな経験があるんじゃないかな。本当は導入のイントロ部分があるのだけど、今回は本曲部分をいきなり聞かせたいという意図からカットした。物販シングルとして2013年の11月にCD化された。
The Rolly 尾身光
(Gt.尾身光)

(世界が見たい)
SoundCloudで公開されてから僕が彼らの作品で一番好きな曲となった。向こう見ずなサウンドそのものも素晴らしいけど歌詞がいい。「停止線を越えてしまった」という冒頭の歌詞で心が震える。ちなみに僕はずっと「停止線」ではなく「鉄線」だと勘違いしていた。ホラ立ち入り禁止の有刺鉄線みたいなイメージ。素敵な勘違いじゃないか。僕はこの曲の向こう見ずな攻撃性とそれに対する躊躇や畏れみたいな自己矛盾がとてもいいと思っている。彼らがいま見たい「世界」が何なのかわかるだけになおさら共感を感じる。
実は前曲とメドレーになっていて曲間に小林遼大のナイスなチョッパープレイが入るのだけど、これも前述の事情でカット。今回、ライブ会場限定のサンプラーCDでようやく「現物」を入手できた。
織裳凌平
(Gt&Vo.織裳凌平)

(Last Night)
新曲。シンセを導入した初のタテノリ。まだまだライブハウスでの大音響のバンドサウンドに埋没してシンセのビートが映えてないのが残念。スタジオ音源ならもっといい感じになるだろう。これをライブで調和させる唯一の方法は曲の進行中にブレイクを入れてドラムソロとからませるか、ギターのノートをからませるといいと思う。
The Rolly - 小林遼太
(Bs.小林遼太)

(最終列車)
これも個人的に好きな作品。ギター一本の弾き語りでもいける作品だけど、もっともっとイカれてプレイしてもカッコいい。未CD化作品。
The Rolly - 小林隼太
(Dr.小林隼太)

(City Light)
SoundCloudで公開されている。小林隼太は元々ギタリストなのにドラムを担当していたわけだけど、個人的には味のあるドラマーだとは思っていた。今回の「人事異動」でギターに戻ると思われるけど、そんな彼のドラムがもたった感じがとても整合している曲だと思う。織裳凌平のボーカルもあっている。これも今回ようやく音源を「現物入手」。

という感じで5曲がプレイされた。久しぶりに彼らの30分ステージを見ることができたわけだけど、どんどん成長しているのがたまらない。
新たに5人編成になるとMCでも言っていたけど、新編成の「世界が見たい」ものだ。

エロス、営み
Band Twitter
Vo.gt ツカティー少年ボーイ
Vo.Bs ざしきわらし
Dr. Mr.GG
Youtube
エロス、営み - ツカティー少年ボーイ
(遊戯王カードの最後の一枚を示すツカティー少年ボーイ)
いいなぁ~こいつら。サウンドもかっこいいけど、ステージで綿菓子作り始めるバンドは見たことがない。なんか「」に紹介したい。
今風の音なのになんか懐かしさがあると思ったらプリテンダーズを思い出した。後でツカティー少年ボーイに「もしかして好きでしょう?」と尋ねたら「そうなんですよ!」と言われた。そう言いながらメガネを外したら、意外と男前だったのにも笑った。