横浜音祭り2016「上大岡赤い風船ストリートライブ」by上大岡ミュージックジャム

「ひまカラVol.2」に続く「横浜音祭り2016」第二弾、昨日は上大岡赤い風船ストリートライブ(主催:上大岡ミュージックジャム、協賛:ミューズポート)でした。

出演は栞、夛田紀子、山本竜太郎、ユキスズキの4組。

10/29(土)に武蔵小山アゲインでのワンマンを控えている栞。ライブは3年ぶりだったのですが、最初からトップギアで突っ走る突っ走る。しぃさんのボーカルは健在でしたし、フォークギターをエレキギターに持ち替えたくりっちは、熱いプレイを見せてくれました。
栞
今年の2月にYoutubeにアップされた「いすみ鉄道のうた」をようやく生で聞けたのが嬉しかったな。
栞
夛田紀子
お次は夛田紀子。
12/5(月)に北参道GRAPES KITASANDOでのワンマンを控えている彼女、バラエティに富むオリジナル曲をズラリと並べて出演。言葉のひとつひとつを丁寧に歌う圧倒的なボーカル(もの凄い声量!)と安定のピアノがナイスでした。ミニー・リパートン「ラヴィン・ユー」を野外でもフツーに歌えちゃう彼女は凄いと思いました。
ちなみに彼女は僕の師匠でもあります。
夛田紀子

山本竜太郎
そしてお次は山本竜太郎。
11/26(土)に本所吾妻橋「A’s」で「長渕剛リスペクトナイト1977~1983」を行う竜太郎さん、いつものことながら安定のステージはさすが歴戦のツワモノなんですが、今回はプラスアルファで鬼気迫る迫力が加わっていたように思います。途中から藤本さんのピアノのサポートでも2曲プレイ。この方、いつもステージから直球だけを投げて来るのですが、それでちゃんとステージを成り立たせてしまうんから凄い。
山本竜太郎

ユキスズキ
そしてトリはユキスズキ。
11/26(土)に蒲田music bar Codaでスリーマンが直近のライブ。いきなり聞き覚えのあるコード進行が鳴り出したと思ったらディランの「天国への扉」でスタート。そしてユーミンの「ひこうき雲」、保刈あかねちゃんの「まいごの犬」、そしてオリジナル曲へと続く。ストリートにあわせた選曲でお客さんを立ち止まらせるという選曲なんだけど、彼女のボーカルならば何をプレイしても立ち止まるよ、きっと。
ユキスズキ
この時間(16時すぎ)になると、このあたりは太陽もビルの陰に隠れてしまい、一気に寒くなってきます。その上ポツリポツリと雨が数滴降ってきた。僕は天を見上げて睨み付けてやりましたよ(笑)「まだ降るな」って。
何とか雨もストップし、アンコールは「レット・イット・ビー」のこれまた保刈あかねちゃんバージョンでした。
ユキスズキ
「天国への扉」、後で聞いたら「ムネさんにプレゼント」だって。嬉しいなあ。郵便局に勤める彼女、年賀状どっさり買ってあげるからね。

ストリートライブって大変なのは、ステージごとにお客さんが入れ替わること。今回は「絶対にお客さんが立ち止まるであろう」方々ばかりを集めたわけです。ある人のステージが終わるとサッとお客さんが減るのだけど、また歌っている間にどんどん席が埋まってゆく。これが面白かったですね。そしてユキちゃんの時間は寒くもなっていたんですが、「もっとやれい」みたいな感じで会場は暖かい雰囲気に包まれていました。

思えばこの団体も上大岡駅前の路上から始まり、地主の京急さんに追い出されて、今は赤い風船さんのお世話になっているわけです。
ご担当の方からは「もっとやって下さい」と言われました。ありがたいことです。

購入以来「タンスの肥やし」になりかけていたPAシステムYAMAHA Stagepass 600i。ポニカの路上ライブ以来、ようやく本領を発揮したわけですが、こうした弾き語りライブでも素晴らしい音響空間を作り上げてくれました。そして以前はメインで使っていたRolandのBA-330をモニタがわりで使うという贅沢な環境は、ますます「野外をやりたい!」という衝動に駆られますね。