島木譲二の訃報

竜じいが亡くなられたと思ったら、この方も

東京に住んでいた頃は「何が面白いのだろう?」ぐらいに思っていたのが吉本新喜劇でした。

就職していきなり関西に一人暮らしをし始めたのが1990年のことでした。毎週毎週テレビでお目にかかるようになったら、次第にハマり出して、ついになんばグランド花月に通うようになってしまったのです。通勤経路に難波駅があったのですから仕方ないですね。

横浜あたりだと、吉本新喜劇を見慣れない方は多いと思いますが、座員の一人一人が「お約束」と言われる固有の笑いを持っています。

竜じいならば「おじゃましまんにゃ〜わ」、池乃めだかならば「今日はこれぐらいにしといたるわ」、桑原和男ならば「ごめんください。どなたですか」、チャーリー浜なら「ごめんくさい」、そして島木譲二は「大阪名物パチパチパンチ」「ポコポコヘッド」でした。どちらかと言えば島木さんは不器用な方ではありましたが。

これらの「お約束」、こうやって文字に書いても何が面白いのかさっぱりわからないですよね。だけど、そこはベテラン中のベテラン。実際に見ると笑っちゃうんですよね。

これってドリフ時代の加藤茶の笑いが一番近いかな。「お約束」が来そうになると「来るよ来るよ」とワクワクする、そして「そら来た!」と笑うわけです。そして安心するわけです。そして関西の普通の食堂にあるアルミ灰皿はなぜかボコボコなんです。

これがジグゾーパズルのピースのように細かく繋がりあって進行する「吉本新喜劇」ですから、面白くないわけがないんです。

だから「吉本行ってきたわ」「ほんま、パチパチパンチおった?」「おったで。相変わらずやったわ」なんて会話が関西では成り立つわけです。

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