SAMURAI BOY

2020/5/1 金曜日

Blogがなかなか更新できないのには理由がある。
教室は臨時休校中だけど、何だかんだで滅茶苦茶ハードな日々を送っているからだ。
去年の今頃、城崎温泉でのんびり令和を迎えていた事を思えば雲泥の差だ。

実は「こんなとき」だからこそやってみたい試みがいくつもある。
今まで惰性や日々の忙事に追いかけられてなかなかできなかった事ばかりだ。
ここぞとばかりに、公私ともに新しい試みをいくつも背負いこんでいる。

そして、これもそのひとつとなった。
僕の音楽の盟友であり、心の師匠であるミュージシャンのMackさんからLINEがきた。
彼の素敵な作品「SAMURAI BOY」にオンラインでピアノを弾いて欲しいというものだった。
しばらくして彼がギター一本で弾き語りしているバージョンが送られてきた。

Samurai Boy [Original take]

Mackさんによれば、困っているライブハウスやミュージシャンを応援したいのだという。
僕は「喜んで」とお返事した。

彼は普段はBoogiesというR&Bのバンドをやっている。
僕は自称「出不精鍵盤弾き」と言うぐらいで、あまり人前でプレイする事はないのだけど、先々月には久しぶりにバンドでプレイさせて頂いた。Mackさんはそういう僕の背中をガンガン押してくれる有難い存在だ。

「問題は時間だ」と思った。
今、目の前の様々な課題に追われていて、もうひとつ新しい案件をしょい込む直前だったから。

数日後、ひとつふたつ仕事を処理して、もう一個は先送りできる事に気づいた。
だったらレコーディングしようじゃないかと、スタジオに機材を持ち込んだ。
接続が面倒だから、常時置いておいてサッと録音できるようにしたいのだけど、間違いなく先生がたに壊されそうだ。

Mackさんのプレイはかなり抑え気味。数人がオンラインでレコーディングする事を想定したのか、自宅で歌ったからなのかはわからない。モニターは使わずにヘッドホンで聞きながらプレイしてみる。どこにギターソロが入るのかが読めなかったので、かなり引き算気味にプレイすることにした。

この曲ではピアノは2番から入るようにしているのだけど、もしそうプレイすると、ミキシングする人がタイミングをあわせにくくなる。だから一番ではクリック音の代わりに単音を弾いてみた。実際やってみると大変難しくて、どれだけライブの方が弾きやすいかわからない。

5~6テイク録音したかな。さすがにしんどくなってきた。あんまりノリノリになれないままだったけど、一番無難なテイクをファイル化して送った。

Samurai Boy [Piano Only] 動画師さん拝借します。

そうしたら、あっさりその日の夜に動画がUPされた。

全く予想していなかったのは「私待ち」の状態だったこと。これ以上楽器が加わらなかったってこと。
じゃあもっと足し算でプレイすれば良かったと思ったけど、この抑えた感じが今の空気にはあっているなと思った。

Samurai Boy 完成版

「Samurai Boy」はある少年の物語。
剣道の試合に負けたその少年は、その日の夜、雨の中で素振りをしていたのだという。

僕はこのエピソードがとてもいいなと思った。
「Samurai Boy」とは、このような状況で戦っている大勢の人たちだからだ。
そしてそれは自分自身でもあるからだ。