史上最も短い曲

pop_01_sly.jpg猫の「ニャン」や、仏壇のチーンに「音楽」を感じるのなら、それはそれでOK。
うむ、確かにそれはそれで音楽だ....

さて、確実なところで話をするならば、ポップ・ミュージック史上最も短い曲は、スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)の「暴動(There’s Riot Goin’ On)」という曲。

同名アルバムに収録されている曲だが、クレジットはあるものの、演奏時間は「0秒」となっている。

ただしこれはアナログ盤時代のことで、なぜかCDの時代になってからは5秒のロング・バージョンになっている。いずれにしても音がない。

「トリビアの泉」でも紹介されていたが、ナパーム・デス(Napalm Death)のアルバム「Scum(1988)」収録「You Suffer」の演奏時間は0.96秒。

ちゃんとボーカルが「You Suffer!」と叫んでいるが、無理やりフェイドインさせて1秒以内に納めている。

S,O,D,の「Speak English Or Die」のプラチナム・エディションにはボーナストラックとして東京公演からのライブが収録されている。

このうちの29曲目は1分24秒だが、時間の大半はMCに費やされており、わずかな残り時間の中で、レパートリー6曲のメドレーを2回演奏している。

曲目はNot~Momo~Taint~Camel Boy, The~Diamonds And Rust~ Anti-Procrastination Song。

1回のメドレーにかける時間はわずか7秒~8秒!

ジョン・レノン(John Lennon)のアルバム「Mind Games」収録の「ヌートピア宣言(Nutopian International Anthem)」という曲は、3秒間の無音が流れるだけ。

デスメタル系のジョン・ゾーン(John Zorn)のアルバム「Buried Sevrets」収録の「Trailmarker」の演奏時間は3秒。

実際のところ、CDの時代、DTMの時代になって、「短い曲」の実態を調べることは、大変難しい。

音楽として、起承転結があるものに限るなら、ザ・フー(The Who)のアルバム「Tommy(1969)」に収録されていた12秒の「奇跡の治療(Miracle Cure)」などは短い部類だと思う。実際、アナログ盤の時代には、この曲が最も短い楽曲として、雑誌に紹介されていたこともあったっけ。

「こんな短い曲があるぞ!」というコメント、お待ちしてます。

人気blogランキングへ←人気blogランキングへ