八王子雑記

相変わらず神出鬼没の旅をしている。
日曜日は調べものをするため八王子まで行ってきた。何を調べにいったかはご想像あれ。
それにしても国道16号の慢性的な渋滞には閉口。抜け道らしい抜け道がない。意味もなくダラダラと渋滞が続く。ロードサイドのショップは画一的。一番走りたくない道だよ、この道は。そんなことを呟きながら行ってきた。

調べものの方はそれなりの成果があったので、以下おまけ。

空襲後の八王子市の繁華街八日町の画像。手前の頑強な建物は三菱銀行八王子支店。

昭和40年代の同地点。三菱銀行は立て替えられたか権威的な外見を親しみやすくしたかのどちらかだ。当時の八王子じゃこの付近は充分高層ビル街だったのだろう。

現在の同地点。驚いたことに、銀行とその隣に並んでいる4軒の建物は前の画像と全く変わっていない。

4軒目の建物が荒井呉服店。このお店の娘さんは1972年にムッシュかまやつのプロデュースによって「返事はいらない」でデビューした。わずか17歳だったにもかかわらず、その少女の中にはシンガーソングライターとしての才気が溢れんばかりに宿っていた。誰あろう松任谷(荒井)由実その人だ。

さてさて、通りがかりの八王子市夢美術館では「林静一展」をやっていた。こいつはラッキーと飛び込む。美術展なんて行くのは何年ぶりだろう。

林静一はロッテ「小梅ちゃん」パッケージのイラストを書いている画家。サブカル好きには70年代の寺山修司の演劇ポスターや雑誌「ガロ」に連載されていた漫画「赤色エレジー」が有名だ。このマンガをモチーフにして、フォークシンガーのあがた森魚は名曲「赤色エレジー」をリリースし、当時50万枚という大ヒットをした。

展覧会にはロッテも協賛していて、過去の小梅ちゃん(現物)がズラリと並んでいた。それにしても初期の「小梅ちゃん」は中身の飴ちゃんも34年が経過しているわけで、変色して溶けており、かなりアレな状態だった。

80年代にこの人が描いた女性たちは、僕と同世代ということもあって、その肩パッドなファッションが懐かしかった。最近では純粋な日本画も描いているようなのだけど、僕はやはり竹久夢二風の絵や「赤色エレジー」風の絵が好きだ。
それにしても子供の頃好きだったTV番組「狼少年ケン」で高畑勲とともにアニメーターとして仕事していたというのは意外だったぞ。

「心象花」林静一公式サイト
赤色エレジー

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