音楽を数字で語るとこうなる

2011/1/19 水曜日

iPodの「曲」メニューをグルグルまわしていたら、タイトルが数字にまつわる曲が沢山あったので紹介してみます。
ただそれだけの記事です。
なお以下の曲は「iPodに入っている」というだけで、それほど自分にとって親しみのないものもあります。

【数字】
「007」 John Barry Orchestra (1962)
「12」 ASIAN KUNG-FU GENERATION (2003)
「17」 Smashing Pumpkins (1998)
「303」 Kula Shaker (1996)
「310」 スガシカオ (1999)
「333」 スーパーカー (1998)
「"40″」 U2 (1983)
「409」 The Beach Boys (1962)
「42」 Coldplay (2008)
「69」 高田渡 (2000)
「7」 Prince (1992)
「86」 Green Day (1995)
「905」 The Who (1978)
「99」 Barbrara Feldon (1965)
「99」 Toto (1979)
曲名が「I Love You」や「You Love Me」じゃなくて単なる数字っていうのは、無機質で現代的な印象を与えることができます。アルファベット一文字「K」とか「J」とかも同様です。そんな楽曲を実際に聞いてみて、そこに美しい風景が描かれていたりすると、扉の向こうに美しい世界があるようで、なおさら効果的でしょう。
ここに並んでいる楽曲は、車の型番だったり、未来社会で人工的に生まれる子供たちの識別番号だったり、年齢だったり、列車番号だったり、スパイの殺しの番号だったり、〇〇の時の〇〇だったり.....一見無機質にみえながら、実に豊富なイマジネーションに満ちていたりします。
言い忘れていましたが、
「One」 Three Dog Night&Harry Nilson・Alanis Morissette
のようなアルファベット始まりの曲はこの記事ではなるべく省略してゆきます。

【西暦】
「1901」 Phoenix (2009)
「1914」 Randy Newman (1990)
「1920&1950 with ティーブ釜萢」 ムッシュかまやつ (1971)
「1921」 The Who (1969)
「1941」 Harry Nilson (1967)
「1951/ What about the boy」 Ann-Margret & Oliver Reed (1975)
「1969」 The Stooges (1969)
「1970」 The Stooges (1970)
「1975」 Gene Clark (1971)
「1979」 The Smashing Pumpkins (1995)
「1980 Medley」 The Carpenters (1980)
「1984」 Van Halen (1984)
「1983…A Merman I Should Turn To Be」 Jimi Hendrix (1968)
「1991」 The COLLECTORS (1991)
「1992」 Blur (1999)
「1999」 Prince (1982)

予想以上にありました。
ちなみに21世紀になってからの西暦をタイトルにしたものは一曲もないんですが、こんなのがあります。
「21st Century」 Red Hot Chilli Peppers (2006)
「21st Century Man」 Electric Light Orchestra (1981)
「21st Century Scgizoid Man」 King Cimzon (1969)
と、ここまできたら、これも紹介しなきゃです。
「20th Century Boy」 T.rex (1972)
「20th Century Man」 The Kinks (1971)
そういえばセイガー&エヴァンスというオッサンたちの曲で「In the Year 2525=西暦2525年(1967)」というがあったのを思い出しました。

【数式?】
「2+2=5」 Radiohead (2003)
「26-2」 John Coltrane (1960)
「2×2」 Bob Dylan (1990)
「32-30」 Blues Robert Johnson (1936)
「35-30」 Paul Wiliams (1947)
「4+20」 Crosby,Stills & Nash (1970)
「50/50」 Stephen Stills (1991)
「7 and 7 is」 Love (1968)
「-」がマイナス記号なのか、ハイフンなのかはわからないことから、本当の意味は式じゃないかもしれません。
たとえば、
「2-4-2 Fox Trot」 The Byrds(1966)
という曲がありますが、これは数式ではなく、ダンスのステップに関するタイトルだと思います。
「5-4-3-2-1」 Manfred Mann (1963)
というのも明らかにカウントダウンですね。
「1-2-3」 Percy Faith Orchestra (1966)
も同様だと思います。
数式といえばThe Rolling Stonesのアルバムに「12×5」っていうのがあります。またBob Dylanには「Love Minus Zero/No Limit」という曲がありますが、これを式にすると分子が「Love-0」、分母が「∞」という哲学的な数式になります。

【電話番号】
「634-5789」 Wilson Picket、Otis Redding (1966)、Bon Jovi(1995)
「842-3089 (Call My Name)」 Etta James (1967)
当時は面白半分にかけるヤツ、いたんだろうな。
アルファベットはじまりですが、これも電話番号です。
「Beechwood 4-5789」 The Marvelettes (1962)・The Carpenters (1981)
「Pennsylvania 6-5000」 Glenn Miller & His Orchestra (1940)
今のアメリカでは使われなくなった交換機時代の電話番号だそうです。
歌詞はだいたい他愛のないもので「俺(私)のことが好きならこの電話番号に電話欲しい」みたいな意味だったり、「勇気を奮って電話してみようかな」だったり.....

【住所】
「52nd Street」といったような番号+ストリート名になっている曲は結構あるんですが、それを省略したら、
「2120 South Michigan Avenue」 The Rolling Stones (1964)
この1曲だけでした(オリジナルではない)。
南ミシガン通り2120」というのがこの住所です。
この住所そのものは全米に何ヶ所もあるのですが、この曲ではシカゴの住所を指しています。ここにはブルースの名門レーベルチェス・レコードの事務所とスタジオがあったのです。
ちなみにRCサクセションには「国立市中区3-1」という曲があるけど、これはこの曲を意識したのかもしれません。

【時刻】
「5:15」 The Who (1973)
「8:05」 Moby Grape (1967)
「12:51」 The Strokes (2003)
「25 or 6 to 4」 Chicago (1970)
「24時」 ASIAN KUNG-FU GENERATION (2004)
「24時の惑星(あがた森魚)」とか「2時間35分(RCサクセション)」といった「時間」でとらえた曲は結構あるんですが、「時刻」をとらえたものはありそうでなかったです。
なお「25 or 6 to 4」ですが、僕は長い間これを「深夜1時もしくは2時を4分ほど過ぎたところ」と思っていました。ドラッグでイカれちゃっているからちゃんと時計も読めないんだろうなと思っていたのです。実は「午前4時(まであと)25~6分」、つまり「午前3時34~5分」という意味なんだそうです。これに当時のレコード会社は「長い夜」という絶妙なタイトルをつけました。

【値段】
「$1000 Wedding」Gram Parsons (1974)
「$29.00」Tom Waits (1978)
「The $64000 Question」 Bobby Tuggle (1956)
トム・ウェイツの歌詞はよくわからないんですが、きっと手元にそれだけしかお金がなかった、ということだと思います。

次回は「数量編」「距離編」「時間の幅編」とかやってみます。

→次回「音楽を数字で語るとこうなる Part 2 (時間の幅編)