娘よ

仕事を終えて帰ってきたのが午前0時前。
さあ夕食を食べようと思ったら、
食卓の上のアジの天ぷらが少なすぎる。
フト見ると床の上にコロモが散乱していました。

しまった!野良猫のクーちゃんめ!
誰もいないのを見計らって食べおったな!

カミさんは風邪気味だと言っていたし、
すでに寝ているようです。

そうしたら長女が2階から降りてきて、

「お父さん、おかえり。
あれ!クーちゃんが食べちゃったの?
しようがないな~私が作るよ」

といってキッチンに立つと、あるもので天ぷらをさっさと作ってくれました。

「お父さん、食べてね。私もう寝るから」

と言って2階へ。
こんな経験は初めてでした。
赤ちゃんだった頃の彼女のイメージが頭を駆け抜け、
言葉に言い表せない感動に身が震えました。

でも...毎日食事作ってくれる人もいるわけです。

あたりまえのことでも、初めてのことでも、
感謝感激は大切ですね。

野良猫のクーちゃんには腹立ててもいいけど....