交通安全教育映画 Part 2

「二俣川」が横浜で唯一凄い地名だと思うのは、「二俣川へ行く」というだけで、横浜人の間では何の用事がおおよそ見当がつくという点ではないだろうか。
A「来週二俣川へ行かなくちゃいけないんだよ」
B「そりゃあご苦労様」
という会話は、もはや横浜人の間ではポピュラーなものだと思う。

さて、免許更新のためにまたもや二俣川の運転免許試験場まで行かなければならないと決まった時から、「交通安全教育映画」を観るという期待に置き換えた僕だった。

3年前の記事「交通安全教育映画」も書いたけど、「観たい時に観れず、上映場所が限られている」にも関わらず、そのシリアスすぎる内容で観るものの心をとことん追い詰めてえぐり出す点では滅多にない映画だ。

そういうわけで1月4日のことだけど二俣川へ行ってきた。

仕事のせいか、かなり視力が落ちているのではないかと思っていたが、幸いなことに、視力検査では裸眼でも運転可とされたので、メガネをはずして裸眼で写真撮影をした。

なお、ここだけの話。
写真撮影の段階で昔の免許証を係員に渡すのだけど、この際に「記念にこの免許証を下さい」と言うと、後で無効のパンチがされた免許証を返還してくれる。一度試してみるといいだろう。僕は過去の免許証コレクションが4枚ぐらいある。

さて、交通教育安全映画の話。
2006年には「飲酒運転の報い 破滅への道」を、
2004年には「悲しみは消えない~飲酒運転の代償~」を鑑賞したわけだけど、
今回の作品はこれだった。

「飲酒運転 ひき逃げ事故 -あと絶たぬ家族の悲しみ -」
平成18年作品(25分)
製作:テクニカAV
あらすじ:なくなることの無い交通事故。なかでも最近、飲酒運転の悪質ドライバーによってひき起こされるひき逃げ事故が急増しています。そして、死亡する被害者も後を絶ちません。被害者の家族もまた、一生深い悲しみの中に閉ざされます。この作品は「飲酒運転」「ひき逃げ」の撲滅を願う被害者遺族たちの訴えを取材し、製作されました(テクニカAV紹介文より)。

感想:★★★☆☆
あまりにも悲惨な内容に思わず安全運転を心がけずにはいられない作品。観るものの感情を切り刻んで改心させてゆく点においては、いかなる映画にも適わない鋭さがある。
今までは「加害者になるとこうなるぞ」という劇映画が2本続いたけど、今回は「被害者はこれほど気の毒な想いをするのだ」というドキュメンタリーだった。
あくまでも主観ではあるけど、運転する立場の人間からすると、加害者の立場のドキュメンタリー>加害者の立場の劇映画>被害者の立場のドキュメンタリー>被害者の立場の劇映画、という順番に感情が入り込みやすいわけで、その点では残念ながら過去2作ほどは感情が移入できなかったのも事実だった。
あまりにも被害者が気の毒で、子供には道路を歩行く上で安全に注意させようとか、そっちの方向で思考する次第。
いずれにせよ、飲酒運転はしてはいけませんぞ。僕は酒を飲まないから安全運転を心がけます。