Amazonから志村喬

2015/5/9 土曜日

GWに兵庫県朝来市の「志村喬記念館」に行ったことから、我が家では昭和の名優志村喬ブームが再燃している。


(志村喬記念館)

一回目のブームは1990年代。
夫婦して黒澤明映画にハマっていた時期だったし、当時は京都の太秦で暮らしていた。ここは志村喬も住んでいた街だった。

夫婦そろって彼には「俳優の中の俳優」「神」という認識があった。
しかもこの人、母方の祖父さんにどこか似ているところがある....
これさえあれば怖いものなどない。兵庫県の朝来だって行くったら行くよ。

(「野良犬(1949)」の志村喬と三船敏郎)

(「生きる(1952)」の志村喬)
ただし、黒澤映画なんて見たこともない娘たちにはチンプンカンプンだったに違いない。
このタラコ唇のオッサンのどこが良くて兵庫県まで行く必要があったのかは、いずれ映画を見るようになったらわかるだろう。

そんなわけで、唯一の伝記「男ありて -志村喬の世界-(澤地久枝著)」を読みたくなった。
15年も前に太秦の図書館で借りて、夫婦で回し読みをした本だ。
アマゾンで調べたら、古本の出品があったので早速注文した。

本日それが届いた。
ところが開封した瞬間に驚いた。

おいおい、僕は「ゴーマニズム宣言」なんて注文した覚えはないぞ。


ん~なになに「間に合わせですいません、もったいなくて(貧乏含む)」と書いてある。


そして中には注文の本が.....

つまり「ゴーマニズム宣言」のハードカバーを再利用した梱包材だった、というわけ。

注文した本のタイトルじゃないけど、出品者の「男気」に感じ入った。

そして近年の流行だった「ゴーマニズム」という思想を、いともたやすく打ち破った志村喬の普遍性に改めて恐れ入ったのである。