八甲田山で表層雪崩

2007/10/9 火曜日

八甲田山系・前嶽
八甲田山系の前嶽(中央)。
昨年の5月に銅像茶屋後方の後藤伍長銅像前から撮影した。

この山の向こう側にロープウェーの駅があるのだけど、昨日の遭難はこの山を右側からまくようにこちら側(銅像茶屋側)へ滑る途中で表層雪崩に巻き込まれたようだ。お気の毒としか言いようがない。

引率した三十八年のベテランガイドさんが、記者会見で事故の発生原因を問われて「夕べから寝ずに考えたが分からない、今シーズンはあちこちで雪崩があったので、林間寄りで風の当たらない所を滑った。林の横を下りれば大丈夫だと判断したのに」と語っていた。

月並な物言いだが、あらためてこんな怖い山はない、と思った。八甲田って山はまるで意志を持っているかのように、人間に襲いかかってくる。

襲われた人たちを「油断していた」などと教条的に非難することは誰でもできる。だけど八甲田はそんな教訓とか経験とかを超えた山で、かつ人知を超えた「何か」を持っている気がしてならない。
ややオカルトかな?