交通安全教育映画 Part 3

免許更新のために、地元の警察署へ行ってきました...
...って堂々と書けるということは、過去5年間無事故無違反だった、ということです。

年平均1万キロは走る人間なんで、よくもまあ無事に5年間過ごせたなとホッとしています。
なにしろいつも惜しいところで「優良運転者」を逃していましたからね。
あと半年とか数か月いうとこで「一時停止違反」「指定方向以外進行禁止違反」とかやってました。

というわけで警察署へ。
書類を提出して、簡単な視覚検査を受けます。今回も「裸眼運転可」だったのはセーフでした。
「二俣川行き(※1)」となると半日は必要なんですが、地元だと1時間程度で済んでしまうので楽ではあります。ただし即日交付にはなりません。

今回も楽しみにしていたのが「交通安全教育映画」。
僕はこのジャンルの映画が好きでして、今まで二度ほど記事にしたことがあります。
交通安全教育映画(2006年12月12日)」
交通安全教育映画 Part 2(2010年1月3日)」
戦前ならばまだしも、好むと好まざるとにかかわらず見させられる映画なんて、今の時代に滅多にあるもんじゃありません。しかも見ている人間を洗脳させることを目的として作られている映画ですから、そういうアプローチをしてきます。かなり特異なジャンルだと思います。

もちろん「また二俣川行きだよ~」というガッカリ感を楽しみに置き換えるという理由もあるんですが....

この交通安全教育映画に関して言われるウワサに「一般運転者が二俣川で見させられる映画の方がヘヴィだ」というのがあります。
実際、僕自身も二俣川で教官の方から「優良運転者ならば、もっと軽い映画なんですよ」と言われたことがあります。
「”軽い”映画ってどんな内容なんだろう?」今回はそれを期待しつつ警察署に赴きました。

ちなみに過去に見た交通安全教育映画のラインナップと星印評価がこれです。
2002年「悲しみは消えない~飲酒運転の代償~」(製作:不二映画株式会社 制作年:2002年 上映時間:27分)評価:★★★★★
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2006年「飲酒運転の報い 破滅への道」(制作:東映教育映像 制作年:2004年 上映時間:32分)評価:★★★★☆
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2010年「飲酒運転 ひき逃げ事故 -あと絶たぬ家族の悲しみ -」(制作:テクニカAV 制作年:平成2008年 上映時間:25分)評価:★★★☆☆
(画像なし)

「二俣川行き」の場合は一般運転者講習ですから道路交通法で講習時間1時間と定められています。
ご存じかとは思いますが、この1時間という枠を映画の上映と、近年の道路交通法の改正内容に関する講義で構成しています。
ですから映画作品はおおむね30分前後という尺になっています。

「警察署行き」の場合は優良運転者講習なわけですから、講習時間は30分です。
映画はその半分、15分前後という尺になっています。

そして今回見た映画はこれでした。

「(ここに注意!) 歩行者・自転車・バイク事故 (事故事例に学ぶ)」
2007年作品(17分)
制作:サン映像企画
制作・販売協力:斉藤プロダクション
財団法人全日本交通安全協会推薦作品

あらすじ:実際の事故事例に基づいた作品。
評価:★★★★★
「あまりにも悲惨な内容に思わず安全運転を心がけずにはいられない作品。観るものの感情を切り刻んで改心させてゆく点においては、いかなる映画にも適わない鋭さがある(お約束)」。

どこが”軽い”んだよ、と思わずツッコミを入れたくなりました。

交通事故現場にカメラが駆けつけて、実写で現場に倒れている人(顔はモザイク)とか、地面に広がった血だまりとか映しちゃってます。挙句の果てに病院の手術室までカメラが潜入して、頭部を打撲した人の応急処置とか映しちゃっているんです。
撮影の状況からみて「やらせ」とは思えません。どうやって撮影許可をもらったのだろう?とそれが気になってなりませんでした。
さらに事故の再現シーンではCGなど使いません。スタントマンがガチで身を張った演技をしていました。

ロベルト・ロッセリーニなみのリアリズムです。

今まで見た3本の映画は、事故が原因で加害者家族が破滅してゆくドラマだったり、被害者の悲しみを追ったドキュメンタリーだったりしたのですが、1件の事故事例についてその後を描いた作品でした。
ところがこの映画は車とバイク(2例)、車と自転車(2例)車と歩行者(2例)という具合に6つの事例が17分に詰まっているのです。
よくもまあ、これだけ濃くてヘヴィなものを制作したな、と感嘆した次第です。

と言うわけで10年ぶりの星5つ評価とさせて頂きました。

さて、この「安全運転映画」というジャンルの作品は、意外とライフサイクルが短い作品が多いです。道交法の改正などともリンクしているからでしょう。
たとえば上記3作品の制作年代をみると、制作から2年足らずで新作に切り替えているのがわかります。
ところがこの「(ここに注意!) 歩行者・自転車・バイク事故 (事故事例に学ぶ)」...以下「ここ注」と略します....は制作から5年が経過しているにも関わらず、いまだに上映されているわけです。「普遍のテーマを独自のリアリズムで追及した作品」と言えるのかもしれません。

なお「ここ注」はDVDで購入すると1枚58,800円だそうです。
フツーの経済状況では難しいと思いますので、ぜひ優良運転者となって「ここ注」をご覧ください....って警察の回し者か。

P.S.年末です。とにかく飲酒運転だけは絶対やめましょう。

※1【二俣川行き(ふたまたがわゆき)】神奈川県在住の一般運転者が、地元警察署で更新できなかった残念感を「島送り」的なニュアンスで使う。

コメント

  1. まっつー より:

    仕事柄、この手の映画は本社から借りてくることができます。先日私が見たのも、事故再現シーンでスタントマンが体を張ったり、実際に車を追突させたりしてて、なかなかの力作でした。
    ちなみに、「二俣川行き」で「和泉返し」を連想してしまいましたw
    ともあれ、交通安全には気をつけましょう。

  2. spiduction66 より:

    >まっつー
    うん、営業で車に乗る人はたまに見させられましたね(鈴鹿サーキットでの教習もゆきました)。いくらでも見れるのは羨ましい!そういう力作はぜひチェックして紹介して下さい。
    この手の映画には加害者側の視点で描かれたものと、被害者側の視点で描かれているものとありますが、おすすめはやっぱり加害者側の視点ものです。

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